楽しく英語を学びたいなら、アメコミ(アメリカン・コミックス)を読んでみてはいかがでしょうか?リアルな絵のタッチが特徴的なアメコミですが、最近ではアニメっぽい絵柄のアメコミもあり、さまざまな読者層にアプローチしています。今回は、たくさんあるアメコミの中から読みやすいアメコミをご紹介します。
■アメコミとは?
・アメコミのはじまり
アメコミ(アメリカン・コミックス)は、名前の通りアメリカで制作されたコミックのことを指します。アメコミと聞くと、スーパーマンやバットマン、スパイダーマンといったキャラクターたちが思い浮かぶのではないでしょうか。1930年代から1950年代がアメコミの黄金期だといわれていますが、アメコミのはじまりは新聞紙上に掲載された漫画が一冊の本にまとめられたもので、1933年に刊行された「ファニーズ・オンパレード」が初のアメコミとして知られています。最初は販促品として作られたものでしたが、後にニューススタンドで販売されるようになりました。
・コミックとマンガの違いは?
フランス語圏のマンガのことを「バンド・デシネ」といいますが、アメリカのマンガは外国のものと区別するために、アメリカン・コミックスと呼ばれるようになったといいます。そもそもcomicという単語には「喜劇的な、滑稽な」という意味がありますが、ご存知のように、マンガには喜劇とは程遠い内容のものも多く存在します。
日本のマンガは海外で「Manga」と呼ばれ、ほかの国の作品とは区別されているようです。コミックという英単語自体は明治時代に日本に入ってきましたが、日本人初の職業漫画家である北澤楽天と今泉一瓢によって「漫画」と訳され現在に至ります。
■おすすめのアメコミは?
・アメコミの選び方
アメコミの大手出版社といえば「DCコミックス」と「マーベルコミック」ですが、同じアメコミの出版社でも作風が大きく異なります。DCコミックスはバットマンに代表されるように重厚な人間ドラマに重点を置いた作品が多いのに対し、マーベルコミックはスーパーマンやスパイダーマンのような人間味溢れるドラマもありながらも、華やかなヒーローたちが活躍する作品が多いようです。アメコミをはじめて読むなら、世界観に入り込みやすく読みやすい作品を選んでみてはいかがでしょうか。下記に、初心者にも読みやすいアメコミをご紹介します。
・アメコミらしい『Whatchmen(ウォッチメン)』
1980年代にDCコミックスから出版された「Whatchmen(ウォッチメン)」は、ミステリー要素のある複雑なストーリーが魅力で、硬派な物語が読みたい人におすすめのアメコミです。映画にもなったので、「観たことある!」という人もいるのでは?映画では理解しきれなかったことも、じっくりコミックを読めば「ああ、そういうことだったのか」と納得できるかもしれませんね。
・アメコミの異世界モノ『Gwenpool(グウェンプール)』
「いかにもなアメコミのキャラクターには感情移入しにくい…」「ヒロインが可愛くない」と思う人も少なくないでしょう。そんな人には、マーベルコミックの「Gwenpool(グウェンプール)」がおすすめです。主人公のカマラ・カーンは、アメコミのヒロインにありがちな筋肉隆々女子ではなく、可愛らしいふつうの女の子です。ムスリム系ヒロインというちょっとめずらしい背景はあるものの、巷で人気の「異世界モノ」なので読みやすいかもしれません。
・可愛いキャラクターでお馴染み『Adventure Time(アドベンチャータイム)』
アメリカの「BOOM!スタジオ」とイギリスの「タイタンコミックス」から出版されている「Adventure Time(アドベンチャータイム)」は、可愛らしいキャラクターたちとダークな世界観で子どもたちだけではなく大人たちをも魅了しているアメコミです。大人気アニメシリーズのコミック版ですから、アニメを知っている人にはとくに読みやすいのではないでしょうか。
どんなことから外国語に触れて、学んでも良いんです。好きなものや楽しみながらすることで成長します。Webで翻訳の翻訳家の中にも音楽が好きで、外国ミュージックの歌詞の意味が知りたいから英語を始めたって人が今では音楽以外の専門分野も翻訳できる翻訳家になっていたりします。きっかけはどんなことからでも構いません。楽しんで外国語に触れてみてください。
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