アクティブリスニングを英語で学ぶための本5選

Active listening

英会話を上達させるためには、会話をたくさんしなければなりません。しかし中には、「会話が続かない…」とお悩みの方もいるのでは?そんな方におすすめなのが、英会話中に実践できるアクティブリスニングです。今回は、アクティブリスニングが学べる英語の本をご紹介します。

アクティブリスニングとは?

アクティブリスニング(Active listening)とは、積極的に相手の話を聞くスキルのことです。アメリカの臨床心理学者カール・ロジャース博士が提唱したカウンセリング技法のひとつであるアクティブリスニングは、ビジネスシーンをはじめ、さまざまなシーンで適用できるコミュニケーションスキルだといえるでしょう。

コミュニケーションを発展させるために使用するアクティブリスニングは語学学習者にも適用できるスキルで、海外の人と会話を楽しみたいときに活用できます。アクティブリスニングは主に、相手の話を要約するといったバーバル・サイン(Verbal Signs)という方法と、笑顔・目線・姿勢など言葉を用いない仕草で会話を促すノンバーバル・サイン(Non-Verbal Signs)と呼ばれる方法があります。

アクティブリスニングが学べる英語の本

I Hear You: The Surprisingly Simple Skill Behind Extraordinary Relationships

人との会話が苦手だなと思う人はもちろん、恋人・配偶者との関係を改善したい、仕事をするうえで円滑なコミュニケーションを図りたいと望んでいる人に、どのようにアクティブリスニングが役立つかいくつかのアドバイスが書かれています。

例えば、アクティブリスニングを通した、会話相手の恐怖や不安を和らげる方法、口論を防ぐ方法、自分の意見を相手に受け入れやすく伝える方法、上手にアドバイスをする方法、相手を励ます方法などが学べます。

Active Listening Techniques: 30 Practical Tools to Hone Your Communication Skills

アクティブリスニングを日本語では、積極的傾聴と訳されることがあります。わかったようでわからない言葉ですが、こちらの本を読めばアクティブリスニングがどんなものであるかを理解できるでしょう。

アクティブリスニングの基本スキルやテクニックはキャリアアップに役立つだけではなく、英語のスピーキングとリスニングのスキルを鍛えるのにも役立ちます。ちなみに、アクティブリスニングの基本的なスキルの中には、繰り返しや言い換えなどのテクニックが含まれており、これらを英会話中に用いることで会話のテンポを良くする効果が得られます。

The Lost Art of Listening

聞く技術は、わたしたちが想像する以上に人間関係に影響を与えます。どんなに聞き上手な人でも感情的にならざるを得ない状況に面した場合、聞く技術を放棄する可能性があるといえるでしょう。本書では、感情をコントロールして相手の話に耳を傾ける方法や難しい状況でも自分の意見を理解してもらう方法などを学ぶことができます。

Just Listen: Discover the Secret to Getting Through to Absolutely Anyone

精神科医でビジネスコンサルタントの著者が執筆したこちらの本は、攻撃的な人との会話を理性的な方向へ導く方法について解説されています。こちらの本を読むと、アクティブリスニングとは単なる「聞く能力」ではないことが理解できるはず。説得や交渉が必要な場面にも活用されるアクティブリスニングですが、本書から相手に最後まで自分の話を聞いてもらうためにどうすれば良いかを学べます。

You’re Not Listening: What You’re Missing and Why It Matters

発信力がもてはやされる一方、人の話に耳を傾けることの大切さがないがしろにされている現代社会。じつはそのことがわたしたちを一層孤立させ、社会や個人の寛容さを失わせている原因だと本書は指摘しています。著者によると、アクティブリスニングは生きづらい現代社会を賢く生き抜くために必要なスキルなのだそう。語学学習者がアクティブリスニングを身に着ければ、物おじせず会話をするのに役立つでしょう。

  

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