アメリカ旅行で絶対に行きたい奇妙で面白い博物館5選

このほどアメリカ合衆国国際貿易局が明らかにしたところによると、アメリカへの旅行者数は、パンデミック以前の7割以上回復しているとのこと。アジアからの旅行者は以前と比べるとまだまだ少ないようですが、 アメリカへ旅行する機会はどんどん開かれるのではないでしょうか。そこで今回は、アメリカ旅行でぜひ立ち寄りたいユニークな博物館をご紹介します。

アメリカ旅行で訪れたいユニークな博物館は?

国際未確認生物博物館(International Cryptozoology Museum

アメリカのメイン州ポートランドにある「International Cryptozoology Museum」は、世界でただ一つのUMA博物館です。Cryptozoologyとは未確認動物学のことで、存在するとされながらも、未だに生物学的に確認されていない生物を科学的に研究する学問のことを指します。日本では未確認生物のことがUMA(Unidentified Mysterious Animal)として知られていますが、和製英語のため海外でUMAといっても通じません。

2003年に未確認動物学の研究者であるローレン・コールマン氏によって設立された同博物館では、館長であるコールマン氏の貴重なコレクションが展示されています。ビッグフットやチュパカブラ、人魚などの展示を見て回ると、真実はどうあれ想像力を掻き立てられるのではないでしょうか。

ヴェント・ヘイヴン博物館(Vent Haven Museum

アメリカ・ケンタッキー州にある腹話術人形博物館のヴェント・ヘイヴン博物館。 Ventriloquismとは腹話術のことで、腹話術人形の熱心なコレクターによって設立された博物館には、あらゆる種類の腹話術人形が集められています。古代ギリシャでは宗教儀式の一環として腹話術が用いられていたように、たくさんの腹話術人形が集められた空間は不思議と一種神聖な雰囲気が漂っていますが、Pediophobia(人形恐怖症)の人にはあまりおすすめしません。

ピエロ博物館(International Clown Hall of Fame & Research Center

日本ではピエロでお馴染みですが、英語ではクラウン(clown)と呼ばれています。アメリカ・ウィスコンシン州バラブーにあるピエロ博物館は、ピエロの歴史や彼らのパフォーマンスの芸術性を保存するために設立されました。博物館ではチャーリー・チャップリン、映画「素晴らしきヒコーキ野郎」で知られるレッド・スケルトン、ドイツ生まれのオットーグリーブリング、エメット・ケリー、マーク・アンソニーなど、有名なクラウンパフォーマーが紹介されています。 

さらにアメリカだけではなく、ヨーロッパや南アメリカ、アフリカで活躍したピエロたちもピックアップされており、まさに国際的なピエロのリサーチセンターとしての役割を果たしているといえるでしょう。 Coulrophobia(クラウン、道化恐怖症)の人からすれば、ただただ恐ろしいだけの博物館ですが、行動療法の一環として立ち寄ってみるのも良いかもしれません。

国際スパイ博物館(International Spy Museum

映画にドラマ、アニメなどなにかと人気のスパイもの。スパイ好きの人におすすめしたいのが、ワシントンDCにある国際スパイ博物館です。博物館ではスパイの歴史はもちろん、実際にスパイとして活躍した超有名スパイが紹介されており、彼らが使用していたスパイグッズなども展示。第二次世界大戦や冷戦時代のスパイの活躍ぶりはもちろん、さまざまな歴史的事件の裏でスパイが暗躍していたことを知ることができます。ちなみに、日本の忍者もスパイとして紹介されていました。博物館内には体験コーナーもあるため、ご自身のスパイの適正を試してみてはいかがでしょうか?

ムター博物館(Mütter Museum

アメリカ・ペンシルバニア州フィラデルフィアにあるムター博物館は、医学博物館ですが、ホラー耐性がない人にはおすすめできない博物館です。アインシュタインの脳や死蝋化した遺体、人体の標本やホルマリン漬けの臓器、本物の頭蓋骨などのほか、思わず目を背けたくなるようなショッキングな展示物も。とはいえ、ムター博物館はトーマス・デント・ムター博士が寄贈した標本コレクションを中心にした、医学研究のための施設。博物館を訪れると、人体の神秘や病気と闘ってきた医学のすばらしさに感動すら覚えるかもしれません。

  

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