ロシア語通訳者の米原真理さんの本を以前ご紹介しましたが、今回は米原さんの親友であるイタリア語通訳者・田丸公美子さんのエッセイを3つご紹介します。外国語や異文化が好きな人、特にイタリアが好きな人には絶対にチェックしてほしい本ばかりです!
「シモネッタ」田丸公美子さんってどんな人?
田丸公美子さんは日本を代表するイタリア語―日本語の通訳者です。生前の米原真理さんと親友で、上記の関連ページでご紹介した米原さんの著書「ガセネッタ&シモネッタ」の、「シモネッタ」にあたる人です(シモネッタが、田丸さんのニックネームということです)。通訳の腕前や知識の量と深さが素晴らしいのはもちろん、イタリア語通訳者らしく華やかな見た目で、米原さんに負けず劣らずユーモアたっぷりと魅力あふれる田丸さん。そんな田丸さんが書くエッセイの中から、特におもしろくて勉強になる本をご紹介していきます。
パーネ・アモーレ
田丸さんがなぜイタリア語通訳者になったかという背景から、ローマ法王の通訳をしたときのマル秘エピソードまで、田丸さんに関することやイタリア語通訳界の事情をたっぷり知ることのできる1冊です。イタリア人と親交がある人はもちろん、外国語に関わる仕事をしている人なら思わず頷いてしまうようなおもしろい話が詰まっています。ちなみに、田丸さんの本はどれも下ネタが満載ですが決して下品ではありません。男女ともにクスリと笑えるような絶妙な方法で表現されています。
シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のすすめ
イタリア人の恋愛観や人生観を垣間見ることができる本です。田丸さんが見聞きしたちょっと変わった夫婦や恋人たちの恋愛模様から、イタリアという国の良さやおもしろさが見えてきます。外国気分に浸りながら爆笑できますし、「イタリア人のこの行動は真似できないけど、この心意気はぜひ真似したい!」と思える部分も多々あるので、元気が欲しいときに読むのがおすすめです。
目からハム シモネッタのイタリア人間喜劇
田丸さんいわく、他の本と比べると下ネタが控えめな1冊。田丸さんが仕事やプライベートで遭遇したイタリア人の人間模様がおもしろおかしく書かれています。文化の違いや言葉のニュアンスの微妙な違いからこんな悲喜劇があるのかととても興味深く、イタリアに行ってみたくなること間違いなしです。
元気になりたいときは田丸公美子さんの本を!
経験豊富でユーモアたっぷりの田丸公美子さん。ここでご紹介した以外にも多くのエッセイを出されています。イタリアに興味がある人や通訳の世界に興味がある人、または元気になりたい人は、田丸さんの本をぜひ1冊読んでみてください。きっとハマります!ただ、電車の中で読むのは危険です。笑えるポイントばかりですし、何より下ネタが満載なので…。
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