翻訳料金の算出方法と目安

翻訳料金の算出方法は、翻訳サービスの提供者やプロの翻訳者によって異なることがありますが、一般的に以下の要因が考慮されます。当社で提供している翻訳サービス、また「Webで翻訳」登録翻訳家が提出するお見積りも今回ご紹介する事項をベースにお見積りを算出している方がほとんどです。料金を抑える方法もございますので、翻訳依頼の際の参考にして頂ければ幸いです。

言語の組み合わせ

翻訳元言語(原文)と翻訳先言語(訳文)の言語ペアの組み合わせです。需要が高い言語対(例: 日本語から英語、中国語から日本語など)は、一般的に料金が安価になりやすく、需要が低い言語対(例: 英語からマレー語、日本語からスウェーデン語など)は料金が高くなる傾向にあります。これは単純に需要と供給のバランスによるものが大きく、需要の低い言語(マイナー言語)は対応できる翻訳会社、または翻訳者が少ないという理由があります。

文字数またはワード数

翻訳の料金は、翻訳されるテキストの文字数またはワード数に基づいて算出されます。通常、1単語あたりの価格が設定され、翻訳対象のテキスト全体のワード数に乗じられます。また一部の翻訳会社などでは、スペースや句読点を含む文字数に基づくこともあります。文字数のカウント方法はそれぞれ翻訳者の間でも異なりますので、気になるようであれば事前に確認するとよいでしょう。また文字カウントはワードなどのツールを使えば誰でも簡単に算出できます。

納期

納期も料金に影響を与えます。通常、急ぎの翻訳は通常の締め切りよりも高い価格が設定され、追加料金がかかります。逆に、締め切りが緩やかな場合、料金は低くなることがあります。よって納期に余裕を持って依頼することでコストダウンが実現します。また納期に余裕を持たせることで、翻訳作業の精度もあがります。可能な限り余裕を見た納期設定が望ましいですが、お急ぎの場合でも「Webで翻訳」であれば交渉次第で翻訳料金を抑えることも可能です。

専門性

翻訳が特定の専門分野に関連している場合、料金が変動します。医療、法律、技術、ビジネスなどの専門用語を含むテキストは、一般的なテキストよりも高い料金が設定されることがあります。これは翻訳者が専門的な知識を持つ必要があるからです。高度な専門知識を習得するにはそれなりの費用と時間が必要になります。当然翻訳者もこれに見合った報酬を求めます。「Webで翻訳」でも各分野の専門家が登録していますが、単価が高い方、平均的な方、安い方、それぞれ翻訳者によって料金は異なります。ただ一概に高い方が質が良くて、安い方は悪いという訳ではありません。当社では全ての翻訳家に1次、2次の登録審査(トライアルも含め)を行っておりますのでご安心いただければと存じます。

フォーマットとレイアウト

以外に知られていないのが、原文がどのような状態にあるか?によって大きくお見積内容が異なります。オリジナルの文書のフォーマットとレイアウトの保持が必要な場合、追加の作業として料金が発生することがあります。たとえば、PDF文書からテキストを抽出する必要がある場合や、表や図を翻訳する場合が該当します。

これらの要因が翻訳料金を算出する際に考慮されます。一般的には、翻訳会社や翻訳者に相談し、具体的なプロジェクトに関するお見積もりをリクエストすることが良い方法です。また、翻訳料金は市場によっても異なるため、競争的な価格を確保するために複数の翻訳会社で価格比較を行うことがおすすめです。ただ価格のみで決定することはせず、対応の様子やトライアルなども含めてご検討いただくのが大切だと思います。

  

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