キャッチコピーこそ翻訳家や翻訳会社に依頼すべき理由とは?

 

キャッチコピーは企業の命運を握る、といっても過言ではありません。どんな商品やサービスでも、まずはユーザーに興味を持ってもらう必要があります。日本語だけではなく、英語やそのほかの言語でも作られているキャッチコピー。今回は、翻訳家や翻訳会社にキャッチコピーを依頼したほうが良い理由についてご紹介します。

 

■キャッチコピーの重要性

良いキャッチコピーは、ユーザーに強く訴えかけます。ユーザーに認知された商品やサービスは成約率が上がり、売上に大きな影響を与えることに。商品の魅力を簡潔に伝え、ユーザーに興味を持ってもらえるようなキャッチコピーを作るのは、なかなか大変な作業です。短いキャッチコピーも長いキャッチコピーも、ユーザーの心に刺さらなければ意味がありません。

ところが、優れたキャッチコピーがマーケティングに欠かせないと認める人は多いものの、その翻訳の質まで考える人は少ないようです。しかし、頭を捻って考えたすばらしいキャッチコピーも、翻訳次第で台無しになってしまうことも。日本語のキャッチコピーを単純に英語に直訳しただけでは、伝えたいことが伝わらないどころか、おかしな意味になってしまったり、誤解されてしまったりと、散々な結果になることが多々あります。

 

■翻訳をおろそかにすると悲惨な結果に

少し前に、高島屋京都店のキャッチコピーが話題になりました。「Save The World from Kyoto JAPAN」と英文で書かれたこの広告に、度肝を抜かれてしまった人もいたのでは?恐らく、「世界を守ることを京都から始めたい」と伝えるつもりだったのでしょう。しかし、完成した英文キャッチコピーは、「世界を(敵である)京都から守れ」という意味になってしまいました。

高島屋京都店のキャッチコピー以外にも、日本語を英語に直訳して失敗した例は、数えきれないほどあります。例えば、とある駅の「券売機で切符をご購入ください」という注意書きが、「Please buy the ticket machine」となっていたり、「定期点検中」が「The fixed cycle is checked」になっていたり、電車内での迷惑行為を止めようと伝えたいキャッチコピーが、「Please do it at home」となっていたりなどなど。ユーザーなら笑って済ませられる誤訳も、企業側にとっては大きなイメージダウンに繋がりかねません。

 

■キャッチコピー翻訳はプロにまかせるのがベスト

キャッチコピー程度の文章なら、プロに頼るまでもないと考える人は少なくないようです。機械翻訳の力を借りれば、アッと言う間にそれらしい英文が完成するでしょう。しかし、問題なのは、正しい英語(英語としてちゃんと意味が理解できるもの)であるのは当然のことながら、日本語の原文同様に、キャッチコピーとしての役割を果たしているかどうかという点です。

例として、「未来に向かって進め」を英語にしてみましょう。「進め」という日本語を英語にしようとすると、「Go」「Move」「Leap」などの単語が思い浮かぶかもしれません。また、「未来に向かって」を翻訳するときに、「to the future」にするか、「towards the future」もしくは「into the future」にするか、悩んでしまうことも。

このキャッチコピーを「Go to the future」と訳した場合には、残念ながら「未来に向かって進め」という意味は伝わりません。ともすれば、「タイムトラベルして未来に行けだって?ドラえもんのタイムマシンでも売っている会社なのか?」と、ユーザーが勘違いしてしまう恐れがあります。

このキャッチコピーの翻訳には、「「Move towards the future」がもっとも適しているかもしれません。しかし、キャッチコピーの意図を考えるなら、「Leap」を選ぶこともできるでしょう。「Leap」とは、大きく飛んで移動するという意味があります。ある英語のサイトでは、「To leap means that you are ready and willing to change and grow.」と補足的な説明がなされていました。未来に向かって進むことは、変化を恐れず、大きく成長を遂げるということです。

このように、短い一文であったとしても、伝えたいことを的確に翻訳するには、言語をよく理解している必要があります。キャッチコピーは、企業の命運を左右するものです。英語のキャッチコピーの作成や翻訳は、翻訳会社に依頼したほうが良いでしょう。

 

「チョコレートは明治」「さわやかになるひととき」などのキャッチコピーを聞いたことがあると思います。一文で相手の心をキャッチしなければなりません。また、何となくでも記憶に残る必要があります。そんなキャッチコピーをプロの翻訳家に依頼出来るのがWebで翻訳です。コロナ禍だからこそ攻めの姿勢が大切です。頑張っていきましょう。

 

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