どこの国にも猫好きな人は存在します。その証拠に毎年開催されている、猫好きのための猫好きによる世界最大の猫にまつわるポップカルチャー・イベント「CatCon」は、いつも大盛況のようです。今回は、世界中の猫好きさんにおすすめしたい、猫にまつわる洋書・英語の本をご紹介します。
I Could Pee on This
猫に関する詩はたくさんありますが、猫が書いた詩はあまりないのではないでしょうか。こちらの本は、猫が書いた詩を集めた形式になっており、猫好きさんへのプレゼントにぴったりです。猫の気持ちや心情がありありと綴られた詩に、思わず笑ってしまうこと必須。Who Is That on Your Lap?(君の膝の上にいるのは誰?)やThis Is My Chair(これは僕のイス)、Some of My Best Friends Are Dogs(僕の親友は犬)など、興味深い詩のタイトルが並びます。
How to Tell If Your Cat Is Plotting to Kill You
「How to Tell If Your Cat Is Plotting to Kill You (猫があなたを殺そうと企んでいるかどうか見分ける方法)」なんて、とても物騒なタイトルの本ですが、猫好きさんにウケること間違いなしの一冊です。例えば、猫の狩猟本能についてですが、一般的に猫は大好きな人や子猫に自分が狩った獲物をプレゼントすることで知られています。ところが、この本の説明によると、じつはそのプレゼント行為が、暗殺予告かもしれないとのこと。また、猫がキーボードの上やラップトップの上に乗ることがありますが、この本によると(飼い主が助けを求めないように)外の世界との接触を断たせるための画策なのだそう。さらに、モミモミとマッサージしてくることがありますが、これは愛情の印などではなく、内臓にある弱点をさぐっている行為なのだとか。この本を読んだ後には、愛猫との幸せな暮らしが、スリルとサスペンスに満ちた日々に変わるかもしれませんね。
Chicken Soup for the Soul: Life Lessons from the Cat
こちらは、私たち人間にとって、猫がいかにすばらしい相棒であるかを再認識させてくれる一冊です。こちらの本には101の物語が収録されており、猫が教えてくれる人生の教訓を知ることができるでしょう。本のタイトルにあるように、心が疲れたときに読むとチキンスープのようによく効きます。
Mark Twain for Cat Lovers
「トム・ソーヤーの冒険」や「ハックルベリー・フィンの冒険」を執筆したマーク・トウェイン。アメリカの文豪であるマーク・トウェインですが、じつは大の猫好きだったといわれています。ひとりの人の人生で一緒に暮らせる猫の数は限られていますが、なんとマーク・トウェインは、生涯を通して32匹以上の猫と関りを持ったのだとか。こちらの本は、浪費家として知られていた彼の別の顔を、マーク・トウェイン研究者の第一人者である著者が解き明かす一冊です。
A Cat on the Case
作中に猫が出てくるミステリーは数多くありますが、本書には3匹の賢くて個性的な猫が登場します。主人公であるべッカが働く店に不思議な少女が訪れ、古いバイオリンを残していきます。バイオリンの持ち主を探す彼女は、やがて事件に巻き込まれてしまうお話です。探偵役の主人公は人間ですが、飼い猫たちの立ち回りがすばらしく面白い作品に仕上がっています。こちらはシリーズ作品の3作目ですが、前作を知らなくても十分に楽しめるでしょう。もちろん、可愛くて頼りになる猫たちの活躍をもっと知りたいのであれば、最初の作品から順番に読むことをおすすめします。
When You Love a Cat
独立心の強い猫が、人間を受け入れて一緒に暮らすことには、わたしたち人間が考える以上に大きな意味があります。猫たちが「家猫」として飼い主と絆を結ぶとき、その絆と関係性は強く、誠実です。犬ほど感情が豊かではないと思われている猫ですが、実際には驚くほど感情豊かな生き物であることに、猫好きな方なら気づいておられるでしょう。本書には、猫がどのように行動し、どのように様々な感情を示すかを示すイラストがいくつも描かれています。
トルコ南部を震源とする地震について
このたび、トルコ南部で発生した大規模地震において亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。被災地の一日も早い復興を、株式会社インフォシード一同、心からお祈りしております。
下記にトルコ大使館への義援金の送金先をtwitterより転載させて頂きます。