いつでも手軽に聴くことができるオーディオブックは、英語のリスニング力を強化するのに適した教材になります。しかし、ただ聴けばリスニングが上達する訳ではありません。そこで今回は、リスニング力をアップさせるオーディオブックの活用方法とおすすめ本をご紹介します。
オーディオブックでリスニングの勉強をする5つのコツ
内容を理解してから聴く
数十万冊とあるオーディオブックの中から、聴きたいと思うものを選ぶのはなかなか大変です。リスニングの勉強のためとなれば、なおさらのこと。そんなときには、すでに内容を知っている本をおすすめします。内容を理解していれば、耳に入ってくる英語も聞き取りやすくなるでしょう。
興味のある分野の本を選ぶ
どんなに有名な本でも、興味のない分野の本はリスニングの勉強に不向きです。筋トレと同じように、語学学習も地道な積み重ねが求められます。リスニングの勉強も、一朝一夕には成し得ません。長く勉強を続けるためにも、興味のある分野の本を選ぶと良いでしょう。
初心者は短い内容の本を選んで
オーディオブックによるリスニングの勉強は、いつでもどこでも気軽に始められるため、ついつい気合いが入って長い内容の本を選んでしまう場合も。しかし、あまりにも長い内容の本は飽きて、挫折する恐れがあります。そのため、オーディオブックでリスニングの勉強を始めたばかりの人は、できるだけ短い内容の本を選ぶと達成感を味わいやすく、長く勉強を続けられるでしょう。
最新の本が揃っているアプリを選ぼう
オーディオブックの中には、無料で聴ける本がたくさんあります。しかし、ほとんどの無料本は著作権が切れた古い本が多く、リスニングの勉強には不向きかもしれません。総合的な英語の知識を得るために古い本をリスニングするのは問題ありませんが、表現が古めかしく、リスニングの教材としては実際的ではないことも。もしもオーディオブックで英語のリスニングの勉強をしようと思うなら、使える表現がたくさん登場する、最新の本が揃っているアプリを選ぶようにしましょう。
文章を目で追いながら聴く
オーディオブックによるリスニングの勉強は、通勤や通学途中のちょっとした隙間時間にできるのが強み。しかし、集中的にリスニング力を鍛えたいのであれば、本の文章を目で追いながら聴くのがおすすめです。英語初級から中級までの人にとくにおすすめですが、テキストを見ながらオーディオブックで英語を聴くことで、文字と音を一致させることができます。日本では多くの人がリスニングは苦手でも、文章になった英語は理解できるため、この方法によって英語音声をより聞き取りやすくできるでしょう。
初心者向け!おすすめの英語のオーディオブック
日本昔ばなし
IBCパブリッシングのオーディオブックス「日本昔ばなし」は、中学校で学習する単語をマスターしている人であれば十分理解できるでしょう。桃太郎やカチカチ山など、有名な昔ばなしが集められているので、初心者のリスニング教材に最適です。
人生に前向きになる英語の名言101
著名人の英語の名言が、英語の解説付きで聴けるオーディオブックです。ひとつひとつの名言はそれほど長くないため飽きずに何度も繰り返し聴くことができ、初心者向けのリスニング勉強の教材にぴったり。こちらのオーディオブックを購入するに当たってのTOEICスコアの目安は470点(英検2級レベル)となっています。
小さな習慣
スティーブン・ガイズ氏の「Mini Habits: Smaller Habits, Bigger Results(小さな習慣)」では、『どんな目標でも達成できる8つのステップ』が解説されています。自己啓発書・ビジネス書のカテゴリーに入るオーディオブックは、本文で使用されている英語が難しそうに思えるかもしれません。ところが、これらのカテゴリーの本は小説などよりもわかりやすく、端的な表現が使用されているため、初心者をはじめ幅広い層の英語学習者におすすめです。こちらのオーディオブックもわかりやすい英語が用いられているので、初心者にもチャレンジしやすいでしょう。