日本で最も依頼が多い、日本語から英語への翻訳。日英翻訳を依頼する際、よりよい英文を手に入れるために依頼者から翻訳者へ伝えるべき情報について説明していきます。
読み手は誰か
・ネイティブかノンネイティブか
英語への翻訳の場合、読み手が英語ネイティブかどうかで訳出が微妙に変わります。英語ネイティブにはナチュラルでこなれた表現が好まれますが、ノンネイティブには平易な表現が好まれます。ノンネイティブ向けの文書を高尚な英語に翻訳すると、読み手であるノンネイティブから「英語が間違っている!」とクレームがくることも。
・国籍はどこか
日本の文化的背景が内容理解に大きく関わる文書の場合は、読み手の国籍も重要になります。読み手の国籍によっては、原文の裏に隠された意味を補いながら訳す必要があります。日本語はあいまいな表現が多く文化的背景や文脈に依存する言語のため、この観点が重要なのです。
イギリス英語かアメリカ英語か
イギリス英語とアメリカ英語は発音が違うだけでなく、スペルや文法、日付の書き方などにも細かな違いがあります。翻訳者を選ぶ前にどちらの英語にするのか明確にしておいて、希望する英語が得意な翻訳者を選ぶのがおすすめです。
人名・地名の読み方、スペル
日本の人名・地名に使われる漢字には複数の読み方があるので、読み方を事前に伝えておくと翻訳速度が上がります。外国人の名前がカタカナで出てくる場合は、英文スペルを提供してください。中国や韓国の人名・地名は日本語と英語で全く異なり間違えやすいため、事前提供を特におすすめします。
情報を漏れなく伝えて翻訳精度UP!
日本語から英語への翻訳を依頼する際には、ぜひ上記のポイントを翻訳者へ伝えてあげてください。どれもちょっとした情報ですが、翻訳の質に大きく影響します。
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