言語習得には旅行と留学どちらがおすすめ?

旅行をはじめ、留学やワーキングホリデーなど、海外で語学を学ぶスタイルは人それぞれです。インターネットの普及によりさまざまな方法で語学を学ぶことが可能になり、語学を習得するには留学が一番だという考えは、もはや昔のものとなりました。とはいえ、やはり海外で語学を学びたいという人は多いようです。そこで今回は、海外旅行と留学、どちらが語学習得におすすめなのかについてご紹介します。

外国語が身に付くのは旅行か留学か?

海外に住めば外国語が話せるようになる?

海外に滞在すれば、外国語を話さざるを得ない環境に身を置くことになります。外国語を積極的に話すのが苦手という人にとっては、切羽詰まった状況になればなるほど良いでしょう。しかし、海外に長年住んでいても、現地の言語を習得できていない人も少なくありません。積極的に学習する姿勢がなければ、せっかくの好環境も無駄になってしまいます。

語学習得は心がけ次第

「海外旅行しただけで言語習得なんて無理!」と思う人は多いようです。確かに、語学学習をメインにした語学留学などに比べれば、遊びやリフレッシュメインの海外旅行で外国語が身に付くなど考えられないかもしれません。ところが、たとえ短期間の旅行であったとしても、心がけ次第で語学を上達させることは可能です。

語学留学の場合、2週間~50週間(およそ1年間)の間から、必要に応じて通う期間を選べます。一般的にパートタイムの授業であれば週15時間程度、フルタイムであれば週25時間程度学習します。パートタイムの場合、1日3時間ほど学ぶことになり、1ヵ月60時間ほど言語学習に費やす計算になります。

「1ヵ月60時間」と聞くと、相当な勉強量に思えるのではないでしょうか。ところが、たとえ1週間の海外旅行だったとしても、1日8時間半ほど外国語を話す機会を捉えると、あっという間に60時間達成できます。このように語学留学するほど時間に余裕がなかったとしても、旅行の目的を「語学習得」に合わせることで、短期間でも多くのことを学べるでしょう。

旅行に行く前にできること

インプットを怠らない

少しでも語学を上達させたいとの思いで海外を訪れるのであれば、インプット作業をしっかり行っておきましょう。ある調べによると、英語でもっともよく使用されている単語は約1000語ほど。もう少し頑張って2000語ほど覚えれば、会話の約90%はカバーできるといわれています。毎日20個新しい単語を覚えるとすれば、およそ3ヵ月半で2000語をマスターできることに。海外旅行前の準備として頻出単語を覚えるようにすれば、充実した旅行になるはずですよ。

アウトプットに慣れておく

いざ外国語を話そうとしても焦って言葉が出てこない、なんてことはよくあることです。海外旅行で躊躇なく外国の人と会話を始めるためにも、インプット作業だけに必死になるのではなく、アウトプットにも慣れておくことをおすすめします。アウトプットするのに、わざわざ英会話スクールに通う必要はありません。独り言を外国語でつぶやいてみたり、無料の外国語サークルに参加したりすることで、外国語を話す練習ができるでしょう。

シミュレーションしてみる

旅行で遭遇しそうな状況を想定して、特定のフレーズを覚えることは大切です。シミュレーションをするのであれば、海外旅行のために書かれた会話集が役立つでしょう。すべてのフレーズを覚える必要はないかもしれませんが、会話集にひと通り目を通しておけば安心です。例えば、レストランやカフェで注文したいときには、「Can I have~(~もらえますか?、~ください)」「I’ll have ~(~にします)」といったフレーズを覚えておくと便利です。

 

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