英語で「虫が鳴いている」はどういうの?

気温が高くなってくると動物たち同様、虫たちも活動的になってきます。虫たちの鳴き声で、季節の移ろいを感じることもあるのではないでしょうか。ところで、「虫が鳴いている」と英語でいいたいときには、どのようにいえるのでしょうか?

セミは歌う?

日本にはたくさんの鳴く虫が存在します。夏を代表する鳴く虫といえばセミですが、セミとひと口にいってもその種類はじつにさまざま。初夏に入る前の4月頃から鳴くハルゼミをはじめ、6月中頃からはニイニイゼミが鳴き出します。7月に入ると、ヒグラシを筆頭にクマゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシが鳴くようになり、ツクツクボウシに限っては10月中頃までその声を聞くことができるようです。

鳴き方もセミの種類ごとに違いますが、クマゼミとヒグラシは、オス同士が合唱するように声を合わせて鳴きます。鳴く時間帯も異なり、ニイニイゼミのように1日中鳴くセミもいれば、クマゼミとヒグラシのように朝と夕方にしか鳴かないセミもいるのだとか。海外にも生息しているセミですが、セミは英語でcicadaです。

セミが鳴いていると英語でいいたいときには、Cryではなくsingを使用します。例えば、Cicadas sing during the heat of the day.(セミは日中の熱い時間帯に鳴きます)といえます。セミ以外にも、スズムシやマツムシ、クツワムシなど鳴く虫にはいろいろな種類があります。どんな虫にしろ、虫が「鳴く」は英語で「sing」です。

日本人と虫の声

日本には昔から、虫の鳴く声を愛でる風習がありました。平安時代には、貴族の間で虫の音を楽しむ風流な遊びがあったそうです。17世紀頃には、鳴く虫を売る「虫売り」という職業ができました。虫売りらは竹細工のかごにスズムシを入れて売っていましたが、生類憐みの令が発令されると同時に、虫売りは廃業せざるを得なくなります。しかし、八代将軍・徳川吉宗によって生類憐みの令が廃止されると、再び虫売りがスズムシやマツムシ、クツワムシなどを販売するようになりました。

海外にも日本と同じく、虫の鳴く声を楽しむ風習を持つ国があります。ところが、海外の多くの場所では、虫の鳴く声を雑音と捉えるところもあるようです。一般的に、音を聞く器官は耳ですが、耳から入った音は脳で処理されます。脳の中の右脳と左脳は、それぞれ得意分野が異なることで知られており、音楽脳と呼ばれる右脳は機械音や雑音、音楽を処理します。一方、言語脳と呼ばれる左脳は言語を処理するのだそう。

日本人は、セミやスズムシといった虫が鳴く声を聞くと、言語脳である左脳で処理を行います。左脳で処理を行うということは、その音を「意味があるもの」と認識していることに。しかし、海外の人の多くは虫の音を右脳で処理するため、どんなに素敵な鳴き声でもあまり気に留めることがないといいます。ほかにも虫の鳴く声だけではなく、波や風、小川のせせらぎの音なども日本人は左脳で聞き取っているようです。

虫を意味する「insect」と「bug」の違いは?

現在、地球上で発見されている昆虫の種類は、約95万種といわれています。それらのうち、日本に存在する種類は3万種ほど。地球上でもっとも種数が多いのは哺乳類や鳥類ではなく、昆虫類で、毎年新しい種が発見されているといいます。一般的な昆虫を表す英語は、insectです。しかし、昆虫でもカブトムシやテントウムシなどの甲虫目、ハエやアブ、カなどのハエ目、ハチ目、チョウ目、バッタ目、トンボ目、カメムシ目に分類できます。

英語で昆虫のことをinsectといいますが、小さな虫全般はbugといいます。例えば、トコジラミは、英語でbed bugといいます。ちなみにトコジラミは名前が示すように、シラミ目かと思われがちですが、セミと同じカメムシ目に属しています。

  

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