洋書多読におすすめのビジネス書7選

人気の高いビジネス書は、わたしたちにとって「読む投資」です。英語のビジネス書を読めば、まさに一挙両得、一石二鳥でしょう。そこで今回は、ニューヨークタイムズがおすすめする、英語の勉強をしている方の洋書多読用にぴったりなビジネス書をご紹介します。

ATOMIC HABITS by James Clear

ジェームズ・クリアー氏は、小さな習慣の積み重ねがすばらしい成果を生み出すことを力説しています。ただし、頭では理解できても良い習慣を身に着けるのは難しいもの。本書は、なんでも三日坊主で終ってしまうという人にとくにおすすめです。例えば、Break your bad habits and stick to good ones.(悪い習慣を断ち切り、良い習慣にこだわる)、Overcome a lack of motivation and willpower.(モチベーションと意志力の欠如を克服する)などの詳しい方法を知ることができます。日本語訳本も出版されていますから、原本と読み比べてみるのもいいですね。

DARE TO LEAD by Brené Brown

ヒューストン大学ソーシャルワーク大学院研究教授のブレネー・ブラウン氏は、心の弱さや共感に関する研究を行っており、執筆した書籍は幾度もニューヨークタイムズのベストセラー入りをしています。本書は、 A leader is anyone who takes responsibility for finding the potential in people and processes and has the courage to develop that potential.(リーダーとは、人や方法の可能性を、責任を持って見つけ、その可能性を伸ばす勇気を持つ人のこと)とリーダーについて定義しています。さらに、リーダーシップの発揮の仕方がどのように生産性に良い影響を与えるか、大胆なリーダーシップを発揮するには、勇気や共感といった人間らしい特性を生かしたスキルを身につけることが必要であると説いています。

JAMES PATTERSON by James Patterson

こちらは、ベストセラー作家のジェームズ・パタースン氏の自伝です。彼は常々、本の装丁がバラバラになるまで何度も繰り返し読まれるような本を書くことが夢だったといいます。ニューヨークの片田舎に住む少年が、どのようにして世界で最も成功した作家になったのか。ノンフィクションでありながらもフィクションのように面白いのは、大御所作家のなせる業なのでしょうか。

THE END OF THE WORLD IS JUST THE BEGINNING by Peter Zeihan

ここ数年で、世界がガラリと変わったと感じる人は多いようです。パンデミック、戦争、自然災害、物価の上昇などわたしたちを取り巻く問題は後を絶ちません。世界銀行のよると、今後の世界経済の見通しは暗く、しばらくは大変な時代が続くことを予測しています。そんな中、アメリカ合衆国の民間シンクタンクで影のCIAと噂されている「ストラトフォー」に長年勤めたピーター・ゼイハン氏は、世界の未来を予測する「THE END OF THE WORLD IS JUST THE BEGINNING(世界の終わりは始まったばかり)」という本を執筆しました。21世紀のノストラダムスと呼ばれるピーター・ゼイハン氏の本を読めば、実際に世界でなにが起こっているのか、今度どのようになるのかを知ることができるでしょう。

OUTLIERS by Malcolm Gladwell

10年以上前に出版された本でありながらも、いまだに愛されているビジネス書です。 タイトルのoutlierとは部外者という意味ですが、並外れた天才のことを指す場合も。Success is the result of what sociologists like to call “accumulative advantage.”(成功とは、社会学者が言うところの “累積的優位性 “の結果なのです)と述べて、多くの例をもとに成功論を展開しています。日本語訳本と比べながら読むと、英語の勉強になるだけではなく、新たな発見があるかもしれませんね。

HOW ARE YOU, REALLY? by Jenna Kutcher

人気ポッドキャスターのジェナ・カッチャー氏の処女作「HOW ARE YOU, REALLY?」は、生きづらさを感じている人におすすめの作品です。自分に嘘をつきながら生活していると、自分らしさを見失うことに。彼女の本を読むと、自分に正直に生きながら毎日を幸せに生きるヒントが得られるでしょう。じつはジェナ・カッチャー氏、数年前にイケメン男性と結婚したことでSNSを通し誹謗中傷を受け、一躍有名になった過去があります。パワフルかつチャーミングな彼女のポッドキャスト「The Goal Digger」も、英語のリスニング勉強におすすめですよ。

THINKING, FAST AND SLOW by Daniel Kahneman

認知心理学者・行動経済学者のダニエル・カーネマン氏。本書は10年前に出版されましたが、いまだに人気のビジネス書です。本書では、脳の速い思考と遅い思考の仕組みを解説し、これらを制して良い判断を下す方法について説明されています。いつもベストな判断を下せるようにしたいすべての人におすすめの本です。

  

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