世の中にリスニングの教材はたくさんあるものの、なにを選べば良いかわからないという人は少なくありません。選択肢が豊かだと勉強しやすく感じるかもしれませんが、むしろ選択肢があるほど系統立てて学習に取り組むことが難しくなります。系統立ててリスニングの勉強をしようと思うなら、インタビューを聞くことからはじめてみてはいかがでしょうか？今回は、インタビューを聞くことがリスニング力アップに繋がる理由とおすすめの番組をご紹介します。
インタビューがリスニングの教材に最適な理由
ナチュラルスピードの外国語が聞けるから
リスニングの勉強をするときに日本製の英語リスニング教材を使用することがあるかもしれませんが、「妙に遅い」と感じたことはないでしょうか？英語教育に造詣が深いネイティブスピーカーが監修した教材であれば、内容の質の良さは保証されています。しかし、リスニング初心者にも聞き取れるように考えて作られていることが多いため、実際に話されているスピードとはかけ離れたものとなっているようです。その点、インタビューなら外国語学習者を対象にしている訳ではないため、ネイティブのナチュラルスピードの外国語を聞くことができます。
内容を予測でき理解しやすい
ナチュラルスピードの外国語のリスニングをしたいなら、海外のテレビや外国語の動画、映画等で学習することもできます。最新のものであれば、新しい表現を学ぶ良い機会にもなります。ですが、テレビや動画等を使ったリスニング勉強は系統立てて行うことが難しく、一向に聞き取れない状態が続く場合も。ところが、インタビューの場合にはある程度質問を予測できたり、リスニングに慣れてくると話の流れから内容を理解しやすくなったりするため、自信に繋げることができるでしょう。とくに、インタビューを受けている人物や何に付いてのインタビューなのかを理解していると、さらにリスニングで聞き取りやすくなります。
品位ある外国語を学べる
動画は、「生きた外国語」を学ぶ良い媒体です。海外のドラマや映画の場合、過去のものは古臭い表現が使われている恐れがありますが、動画の場合には常に更新されるため流行語や今風の話し方を学ぶのに最適でしょう。しかし、気をつけなければ、知らず知らずのうちに失礼で無礼な話し方が身に付いてしまう可能性があります。せっかく外国語を学ぶなら、まずは失礼のない話し方を身に付けたいと思うのではないでしょうか。格式ばったものから雑談に近いものまで、ひと口にインタビューと言ってもさまざまな種類がありますが、個人の動画よりもはるかに品位ある表現や話し方を学習することができます。
リスニングにおすすめのインタビュー番組
『Impact Theory』
「Impact Theory」は、栄養調整食品のクエストバーでお馴染み「Quest Nutrition」社の共同創設者であるTom Bilyeu氏がホストとなり、各界の成功者たちをインタビューする番組です。毎週火曜日に新しいエピソードが紹介されますが、アメリカの著名人たちのインタビューは興味をそそるものばかりで大人の英語学習者のリスニング勉強に打ってつけです。
『BBC World Service』
イギリスの英国放送協会（BBC）が海外向けに放送を行っている国際放送サービスでは、さまざまなテーマでインタビューが行われています。インタビューアーカイブには、有名作家やアメリカの警察署長などのインタビューがズラリと並んでいるため、自分が興味のあるモノから順番に聞いていくと良いでしょう。BBCによるインタビューなので、内容と英語の質はお墨付きです。
『The Tonight Show Starring Jimmy Fallon』
お堅いインタビュー番組が苦手なら、アメリカのコメディアンで人気司会者のジミー・ファロンによるトークショーはいかがでしょうか？2009年から放送されているこの番組では、リラックスした姿のセレブたちを垣間見ることが可能です。際どい話題が飛び出すことはありますが、コメディアンらしく笑いに変えてくれるので安心してリスニングできます。
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