100万語以上もあるといわれている英単語。中には、ほとんど使用する機会のない単語も存在します。一般的にネイティブスピーカーの語彙数は平均して3万語ほどといわれていますが、今回はネイティブでもちょっと首を傾げてしまうような、めずらしい英単語をご紹介します。
Biblioklept
ラテン語の「Biblion」に由来する古代ギリシア語の「Biblio」とは、本を意味する接頭辞です。英単語の中にも、「Bibliobibuli(本の虫)」や「Bibliofilm(図書撮影用フィルム)」といったものが存在しますね。「Biblioklept」も本に関係する単語ですが、知っていたとしてもほとんど役立つチャンスがない英単語かもしれません。意味は「Book thief」と同じで、本泥棒です。
Meldrop
「Drop」だから、何か滴るものだろうと思った方もいらっしゃるでしょう。現在のメリアム・ウェブスター辞典には含まれていない単語ですが、1934年版の辞典には定義が記されています。「Meldrop」とは、風邪を引いてしまったか、寒さのために鼻から滴る鼻水のことを意味します。
Octothorpe
「Octothope」という単語、SNSをよく使用する人ならお馴染みのはず。じつは、現在では「ハッシュタグ」として知られている記号「#」の正式名称なのです。一般的には、シャープ記号やナンバー記号とも呼ばれていますが、いずれにせよ正式名称ではありませんのであしからず。ちなみに、はじめて使用されたのはなんと14世紀頃のこと。意外に歴史ある記号で、ちょっぴり驚きですね。
Nauseant
「Nauseant」とは吐き気を誘発する薬剤のことで、いわゆる催吐薬のことです。催吐薬は胃の内容物を空にすることを目的にした薬で、飲みこんでしまった異物や毒を吐き出させるために使用されます。
Obelus
除算記号「÷」のことを英語では「Obelus」といいます。割り算のことを英語では「Division」といい、「Divide A by B」もしくは「Divide B into A」で「AをBで割る」という意味になります。
Agelast
「Age」が付くので、年齢に関係する英単語だと思った方もいらっしゃるでしょう。ところが、「Agelast」はギリシャ語の「Agelastos(笑わない、憂鬱な)」が語源となっています。意味としては、絶対に笑わない人。もしかすると、あなたの周りにも「Agelast」が存在するのではないでしょうか?
Amatorculist
「Amatorculist」とは、つまらない恋人のことを意味する単語です。本命ではないけれども、とりあえずお付き合いをしている恋人のことや、かつては本命だったけれども、すでに気持ちが離れてしまい、ずるずると惰性でお付き合いしている恋人のことを指して使用されます。
Peristeronic
知っていたとしても、いつどのように使用すれば良いかわからない単語があります。「Peristeronic」もそんな単語のうちの一つに数えられるのではないでしょうか。意味としては、ハトのような、ハトにまつわるです。ところで、日本には「ハトを憎み豆を作らぬ」というハトにまつわることわざがありますが、英語では「He who hates Peter harms his dog.(ピーターを嫌いな人は彼の犬に危害を加える)」という同じ意味のことわざがあります。
Pot-valor
「Pot-valor」とは、アルコールを飲んで大胆になることを意味します。ついお酒で失敗してしまうことは、誰にだって一度や二度はあるはず。「He made a lot of mistakes while drunk.(彼は酒を飲んでたくさん失敗した)」と後ろ指をさされないようにするためにも、「Pot-valor」にはならないように気をつけましょう。
Grommet
「Grommet」は日本語でもグロメットと呼ばれています。いわゆる「ハト目」のことで、布や板に開けた穴の補強をするために取り付けられる金具(金属であったり、プラスチックやゴム製品の場合も)を指します。身近なところでは、スニーカーの靴紐を通す穴に取り付けられた金具のことをグロメットと呼びます。じつは英語では、「Eyelet」とも呼ばれていて、こちらは小さめのグロメットのことを意味します。
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