英語表現の幅を広げる!動物のイディオム7選 Part1

日本にも動物にまつわることわざや表現がたくさんあるように、英語圏にも動物に関するイディオムがたくさん存在します。日常会話に登場することも多いため、動物に関するイディオムを知っておくときっと役立つのではないでしょうか。今回は、表現の幅を広げるのに助けになる動物のイディオムを7つご紹介します。

The elephant in the room

直訳すると、部屋の中のゾウになるこのイディオム。実際に部屋に大きなゾウがいたら驚くところですが、意味としては無視するには大きすぎる問題でありながらも、誰もが気まずさからか話題にするのを避ける問題や話題のことを指します。このイディオムは、知ってはいながらも見て見ぬふりをすること、もしくは触れてはいけないタブーのことを表すときに使用できます。

One-trick pony

もしも「君はワン・トリック・ポニーだね」といわれたら、どうリアクションをするべきでしょうか?「Trick」にはいたずらや計略といった意味のほかにも、芸や技といった意味があります。「One-trick pony」は得意な分野が一つしかない人のことを指すイディオムで、いわば一つの分野にしか能がない人物というネガティブな表現になります。ですが、まったく取り柄がないよりも、なにか一つでも取り柄と呼べるものがあるだけましなのかもしれませんね。

The lion’s share

ライオンの取り分と聞くと、いったいなんのことだろうと思うかもしれません。この表現は狩りに出かけたライオンとロバのイソップ物語に由来したものです。狩りに出かけたライオンとロバは獲物を等分にわけますが、これに不満を抱いたライオンはロバを追い払いその取り分を奪ってしまいます。この話から「the lion’s share」は大部分、ほとんどを意味するイディオムになりました。また、ほかにもライオンの取り分を使った表現として「Take the lion’s  share(うまい汁を吸う)」、「Lion’s share of the credit for~(~の最大の功労者)」があります。

Hold your horses

焦っている相手に対して冷静になれ、落ち着けと伝えたいときに使えるイディオムです。馬に乗っているときに手綱を引いて停止させる動作からきている表現ですが、「あわてるな!」と相手を注意したいときにも使うことができます。同じ意味の表現はたくさんありますが、落ち着くように相手に伝えたいときには「Hold your fire」や「Take it easy」をはじめ、「Chill out」なども使うことができるでしょう。

Pig-headed

この表現は、頭の固いことや頑固なことを表す形容詞です。ブタが頑固だというイメージはあまりないかもしれませんが、一般的にブタの知能の高さは犬よりも高いといわれています。基本的にブタは食いしん坊の大食漢ですから、食べ物を目の前にするとテコでも動かない場合も。もしかすると、そんなブタの性格から生まれた表現なのかもしれませんね。ちなみに、「テコでも動かない」は英語で「not budge an inch」といえるでしょう。

Go to the dog

「Go to the dog」で落ちぶれる、堕落する、ダメになるという意味になります。犬好きの人であれば、きっとなんてひどい表現だろうと思うのではないでしょうか?昔から人間の友達であった犬たちですが、英語表現に犬が使われている場合はネガティブな表現である場合が多いもの。残念ながら日本でも同じようにネガティブな表現で使われることがあり、なんだか犬たちに申し訳ない気持ちになりますね。

That really gets my goat

このイディオムは、イライラさせるという意味になります。なにか、もしくは誰かが自分のヤギを奪ったとしたら、当然怒りや苛立ちを覚えるのではないでしょうか?例えば「She gets my goat」といえば、彼女にイライラするという意味です。イラつくを意味する同じような表現のスラングとして、「Piss me off」や「Pain in the ass」などが挙げられるでしょう。

外国語でも日本語でも相手に伝えるということにおいては、まず一番に考えなければならないのは、簡単な単語でも構わないので相手にきちんと伝わるようにするということです。次の段階として、慣用句などと使って相手に「こいつデキるかも」と思わせられれば良いですね。Webで翻訳の翻訳家も「こいつデキる」と思わせられる翻訳を提供できます。ビジネス相手などに「デキる」と思わせたいときにもWebで翻訳をご利用ください。

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