『王様ランキング』の名言・セリフの英語版をご紹介Part.2

たくさんのキャラクターが登場する王様ランキングですが、中でもボッジ王子の師匠デスパーのセリフにはたくさんの名言が存在します。今回は、そんなデスパーの名言・セリフの英語バージョンをご紹介します。

Even with no Strength, It’s all right. You will become stronger. More so than anyone else.

力なんて無くても、私達にはね、いろんな可能性があるんですよ。大丈夫、あなたは強くなれますよ、誰よりも

非力なボッジを鍛え上げるデスパーは、お金に目の無い俗物キャラでありながらも、コーチングの天才です。じつはべビンの師匠でもある彼は、人の才能を見出し、適切な助言を与える能力を持っています。多くの弟子を持つデスパーに、You will become strongerと請け負ってもらっただけでも自信に繋がりそうですね。

It’s neither a fake  nor a lie. It’s called a bluff.

インチキでも嘘でもありませんよ。これは、ハッタリと言うんです

Bluffにはハッタリやこけおどしのほか、虚勢という意味があります。本来ポーカーなどのトランプゲームで使用される言葉で、実際には弱いのに強く見せかけるという意味で使われていました。Blufにはほかにも、お人好しや絶壁、雑木林などさまざまな意味があります。

ところで、嘘もハッタリも同じに思えるかもしれません。実際、このセリフをデスパーが言った後、カゲに同じことだと呆れられています。確かにハッタリも嘘の一部ではあるものの嘘よりもより戦略的なイメージで、ビジネスシーンでも使用されるようにポジティブな意味合いが強い単語です。

Each of us has our own set of weakness.

私達には、いろんな弱点があるんですよ

弱点を意味する英語には、weaknessやweak pointがあります。対義語はstrong point で、強みや長所といった意味です。小さな刀剣でさえも振ることができなかったボッジでしたが、デスパーの特訓とたゆみない努力のおかげで相手の弱点を突く攻撃を身に着けることができました。

The ability to protect others  is the strength you’ve been looking for. A king’s sword to aid the weak while crushing the powerful. Isn’t that the way strength should be?

あなたが求めていたのは、誰かを守れる大きな力。弱きを助け強きをくじく、王の剣。そんな強さのあり方ではないのですか?

力がなくても強くなれると請け負ったデスパーは、ボッジの能力を最大限に活かした攻撃の仕方を教えます。ボッジが身に付けた技は相手を傷つけるための力というよりも、crushing (くじかせる)ためのもの。むやみに血を流さず、弱い立場の人々を守ることができるボッジの必殺技はまさに彼にふさわしいといえるでしょう。

Because of that missing component, you’ll be able to experience things that most people don’t. It will almost certainly be painful, but I believe that as a result, you will be able to carve out your own path.

あなたはその欠けたもので、普通の人には無い、いろんなことを経験しています。それは苦しいけれど、きっと自分の道を切り開く力になるでしょう

missing componentとは、欠けたパーツという意味です。ボッジは力が弱く、生まれつき耳が聞こえず、ちゃんと話すことができません。ほかの人とは少し違うゆえに、辛いことや悔しいことをたくさん経験してきました。ただし、デスパーの上記のセリフのように、ボッジが抱える苦しみは彼を成長させてくれるものでもあるようです。周りから見くびられることが多いボッジですが、辛い経験を乗り越えてきた彼こそtough guy(強い男)と呼ぶにふさわしいのではないでしょうか。

Try to love every aspect of yourself if you can.

だから、自分の全てを愛しなさい!

Self-esteem(自己肯定感)とは、自分で自分を認めること。デスパーがボッジに対して放った上記のセリフは、自己肯定感を育てるのに必要なことです。できないことが多く、そのことが辛くて時には泣いてしまうボッジが常に前向きでいるためには、自分をありのまま受け入れることが求められるのかもしれません。

  

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