外国語のテキストを今すぐ翻訳したいときに便利なのが、翻訳カメラアプリです。機械翻訳を活用した翻訳カメラアプリをスマホにインストールしておけば語学学習のときだけではなく、旅行やビジネスでも役立つでしょう。今回は、おすすめの翻訳カメラアプリをご紹介します。
翻訳カメラアプリとは?
翻訳カメラアプリとは、翻訳したいテキストをスマホ搭載カメラでスキャンして翻訳できるアプリケーションのことです。翻訳カメラアプリがあればカメラをかざすだけで翻訳が完了するため、翻訳したいテキストをキーボード入力する手間が省けます。翻訳カメラアプリは外国語の資料や雑誌を読むとき、SNSの海外のコメントを読むとき、外国の博物館の展示品の説明文の内容を知りたいときなどに使うことができる便利な機能のアプリです。オフラインでも使える翻訳カメラアプリもあるため、ビジネスや旅行はもちろん、インターネット環境が整っていないあらゆるシーンで頼りになるでしょう。
翻訳カメラアプリのおすすめ5選
Google 翻訳
2006年からGoogleが提供を開始した翻訳サービスであるGoogle翻訳。Google翻訳は無料で利用できる機械翻訳の中でも利用者数が多く、Webブラウザ版とアプリ版があります。アプリ版Google 翻訳の「Googleレンズ」は、リアルタイムカメラ翻訳機能です。Google翻訳を起動して「カメラ入力」を選べば、撮影せずともカメラを向けるだけで自動で読み取って指定した言語に翻訳してくれます。現在108言語に対応しており、アラビア語やタイ語、ヒンディー語などのアルファベットを使用しない言語の翻訳も可能です。アルバム内の画像から翻訳することもできるため、博物館や美術館内が混みあっていて展示品の説明文をその場で読めないような状況でも使えます。
Microsoft 翻訳
Microsoft 翻訳(Microsoft Translator)アプリのカメラ翻訳は、英語やドイツ語など70以上の言語に対応しています。言語パックをダウンロードしておくことで、オフラインでも使用可能です。アプリを起動してカメラボタンを押すと、画像を読んで翻訳することができます。訳語テキストの表示が大きく、スマホの小さな字が読みにくい方におすすめです。Google翻訳と同軸無料で利用でき、アカウント作成やログインする必要はありません。テキストやカメラ(画像)翻訳だけではなく、会話や音声の翻訳もできるMicrosoft 翻訳。機械翻訳といえばこれまでGoogle翻訳の独壇場でしたが、Microsoft 翻訳の翻訳精度もなかなかどうして侮れません。
Papago – AI通訳・翻訳
こちらはテキスト入力・音声翻訳の翻訳精度で定評のある翻訳アプリですが、カメラ(画像)翻訳機能も搭載しています。アプリを起動して画像ボタンを押し、翻訳したい対象をカメラで撮影します。その際に全体翻訳と部分翻訳を選択して、翻訳したい部分を白枠に納めるようにしましょう。撮影した画像がAIによって翻訳されたら、翻訳したい部分を指でなぞります。すると、指でなぞった部分のテキストが指定した言語に翻訳されます。翻訳精度に関しては英語から日本語(英和)へはそれほど問題ありませんが、日本語から英語(和英)に翻訳したいときには誤訳が多いのが難点です。
画像翻訳 + カメラスキャナ写真翻訳機 [OCR]
現在100言語以上に対応している、深層ニューラルネットワークとクラウド画像認識技術による翻訳カメラアプリです。写真を撮影するとすぐに文字認識がはじまり、指定言語に翻訳されます。翻訳したテキストの音声読み上げも可能ですから、リスニング力をアップしたい人にもおすすめのアプリです。無料利用には回数制限があるため、無制限で翻訳機能を使用したい人は有料版を購入する必要があるでしょう。
翻訳王- 写真翻訳できるOCRカメラスキャンアプリ
翻訳カメラアプリを選ぶときには翻訳精度はもちろん、文字認識率の高いアプリでないと使い物になりません。画像が反射していたり、影があったりすると文字認識できないアプリが多い中、こちらのアプリは文字認識率99%を誇ります。現在53言語に対応していますが、無料版は翻訳の回数制限が設けられています。