ワーキング・ホリデー制度とは?旅行との違いやメリット・デメリットをご紹介

旅行とも留学とも異なるワーキングホリデー。パンデミックの影響で一時は渡航不可になった国もあるようですが、現在はワーキングホリデービザの発給が再開されています。今回は、海外旅行や海外ロングステイに興味がある人におすすめのワーキングホリデーについてご紹介します。

ワーキングホリデーとは?

ワーキングホリデーとは、一般的に18歳~30歳の方を対象にした、異文化交流や相互理解を深めるための制度です。原則1年の間(国によっては最長3年)、協定が結ばれた国との間での就学や就労が許可されており、海外に長期滞在したい方にはとくにおすすめ。ワーキングホリデーがはじまったのは、1980年のことでした。最初はオーストラリアと結ばれた協定は、その後ニュージーランドやカナダとも結ばれることになります。2023年現在、日本とワーキングホリデーの協定を結んでいる国の数は26ヵ国に上り、今後その数はさらに増える予定です。

26ヵ国は、下記の通りです。

オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリス、フランス、ドイツ、ポルトガル、オランダ、スペイン、アイルランド、韓国、台湾、香港、オーストリア、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、ポーランド、スロバキア、チェコ、ハンガリー、アイスランド、アルゼンチン、チリ、エストニア、リトアニア

これらの国に加え、イタリア、フィンランド、イスラエルが今後加わる予定だといいます。ちなみに、ワーキングホリデーではありませんが、シンガポールとの間には6カ月間有効のワークホリデープログラムが設けられています。ワーキングホリデー同様、就労が可能なビザですが、年齢制限が25歳までになっているため申請時の年齢に注意しましょう。

ワーキングホリデーと旅行の違い

ワーキングホリデーと旅行の大きな違いは、就労・就学が許可されている点にあります。ワーキングホリデービザの有効期間内であれば、出入国も自由ですから、ちょっと足を延ばして近隣の国々に旅行することも可能。極端ですが、もしもお金が底をついてもワーキングホリデービザは就労が許可されているので、現地でお金を稼ぎながら暮らすことができます。

ビザ取得が必要な国を除き、海外旅行の準備にはそれほど時間がかからないかもしれません。航空券が取れたら、その日のうちに出発できることもあるでしょう。しかし、ワーキングホリデーの場合は、6ヶ月から1年の準備が必要です。

また、ワーキングホリデー先の国に到着したら、大使館か領事館に滞在届を提出するのも旅行との違いです。基本的には、3ヵ月以上海外に止まる場合、旅行であっても滞在届を提出しなければなりません。しかし、旅行で3ヵ月以上同じ場所に滞在することは、なかなかないかもしれません。

ワーキングホリデーのメリット・デメリット

海外ロングステイができるワーキングホリデーは、旅行好きな人にとって願ってもない制度です。最近の傾向では、ただ海外に長期滞在するだけではなく、何らかのスキルを磨くためにワーキングホリデーを利用している人が増えているのだそう。

海外で資金が尽きないように現地で働けるのが大きな魅力のワーキングホリデーですが、将来を見据えて海外でしか身につけられないスキルを身につけられるのもメリットのひとつです。デメリットとしては、過ごし方次第で将来のキャリアに繋がらない場合もあることでしょう。

もちろん、ワーキングホリデーをどう過ごすかは個人の自由です。ひたすら海外ライフを満喫するのもよし、帰国後のキャリアに繋がることを学ぶのもよし。長い人生の中で、海外で暮らしたことは、きっと貴重な経験になるに違いありません。

  

  

トルコ南部を震源とする地震について

このたび、トルコ南部で発生した大規模地震において亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。被災地の一日も早い復興を、株式会社インフォシード一同、心からお祈りしております。

下記にトルコ大使館への義援金の送金先をtwitterより転載させて頂きます。

  

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