意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、翻訳家の中には英会話に苦手意識を持っている人も少なくありません。英語の知識はあるはずなのに、なぜ英会話ができないといったことが生じるのでしょうか。今回は、英語中級者と上級者に役立つ、翻訳家が試した英会話上達法についてご紹介します。
翻訳家なのにスピーキングが苦手?
毎日英語漬けの翻訳家であれば、英会話なんて軽くこなせるに違いないと思う方もいらっしゃるでしょう。もちろん中には、英会話なんて「Easy Peasy(楽勝)」だよという方もたくさんいらっしゃいます。ところが、世間一般の印象とは異なり、スピーキングが苦手な翻訳家も存在するのです。
基本的に、翻訳の仕事に高いスピーキング能力は求められていません。言い換えれば、英語が話せなくても翻訳の仕事を行うことは可能です。しかしながら、英語にどっぷり携わる仕事を行っているにもかかわらず、英会話がままならないというのは少々世間体が悪いといわざるをえないでしょう。
上達しない勉強法を改めよう
翻訳の仕事をしているのに英会話が苦手な人がいるという事実は、効果的な英語学習をすることがいかに難しいのかを物語っています。英語の文章を読むのは語彙力を増やすのに役立ちますし、自然な英文法を身に付けるのにも役立ちます。ですが、多読だけでは英会話を上達させることはできません。
もしもあなたが、どんなに勉強してもさっぱり英語が上達しないというのであれば、まずどの分野を上達させたいのかを明確にするべきでしょう。スピーキングなのか、ライティングなのか、リスニングなのか、リーディングなのかで効果的な勉強法はそれぞれ違ってきます。スピーキングを上達させたいならインプットも大切ですが、アウトプットも忘れないようにしましょう。山のように知識だけあっても、上手に活用する方法を知らなければ意味がありません。
翻訳家が試した英会話の勉強法とは?
すでに知識があるなら、英語の瞬発力を磨きましょう。ある程度の英語知識がある人が英会話を上達させたいのであれば、下記の方法を試してみることができるでしょう。
オリジナルのスキットを用意しよう
初対面の相手と英語で話すことは限られている場合がほとんどです。ですから、自己紹介はもちろん、出身地の話や仕事の話など、会話を続けるためにオリジナルのスキットを用意しておくと良いでしょう。英語学習本にもたくさんのスキットがありますが、大切なのは使いやすいようにオリジナルのスキットを自分で作ること。スキットをたくさん用意して実際に使用してみることで、英語の瞬発力を鍛えることができ、英会話への苦手意識も消えるはずです。
とことん語れる分野の話題を用意しよう
「沈黙は金」という言葉があるように、自分語りをする人を毛嫌いする傾向にある日本ですが、海外では「いったもん勝ち」である場合も。貝のように押し黙っていると、具合でも悪いのかと心配されかねません。なにを話せばよいのかわからないなんてことを防ぐためにも、英語でとことん語れる分野の話題を用意しておくと良いでしょう。そうすることで、ちょっとしたコミュニケーションに使えるスキットの場合とは異なり、意味ある会話を楽しむことができるかもしれません。
相手への質問をたくさん用意しよう
英語を読むのは得意だけれど、やっぱり英会話は苦手だと思うのであれば、相手に会話の主導権を譲り渡しましょう。ただし、こちらが黙っていては気まずい空気が流れてしまうので、たくさん相手に質問を浴びせかけてみるのはどうでしょうか?質問のバリエーションを増やせば、ちゃんと会話は成り立つものです。尋問しているかのような印象を与えないようにするため、自分の意見もときどき挟むようにし、ちょっとしたインタビュアーになった気分で質問すると会話が弾むでしょう。
今回の記事は意外だと思われましたか?日本でうまれ育った外国籍の人で母国語を話すことは出来ても、文法は全然分からないという人も多々おります。Webで翻訳にときどき通訳をして欲しいと連絡があります。通訳でなく、翻訳が必要な時には是非Webで翻訳をご活用ください。
↓この記事が「いいね!」と感じましたら下のバナーをクリックお願いします!↓