友達がいて嬉しいこともあれば、友達のことで悩んだり傷ついたりすることもあるでしょう。今回は、真の友情について考えさせられ、自分の友人関係を見つめ直すきっかけになるような英語の名言をご紹介します。
Friendship is born at that moment when one person says to another: ‘What! You too? I thought I was the only one.
— C.S. Lewis
「ナルニア国ものがたり」の作者であるC.S.ルイスは、友情について、「友情はある人がほかの人に『なんだって!君もなのかい?僕だけかと思ったよ』という瞬間に生まれる」と述べています。この言葉は、まさに類が友を呼んじゃった瞬間を的確に表現しているのではないでしょうか。
A good friend is like a four-leaf clover; hard to find and lucky to have.
— Irish Proverb
アイルランドのことわざの中には、「良い友は四つ葉のクローバーのようだ。見つけにくく、持っていれば幸運だ」というものがあります。三つ葉のクローバーは嫌ほど見つけることができるけれども、良い友のことを四つ葉のクローバーに例えたところが憎いですね。「hard to find and lucky to have」の部分がとてもキャッチーです。
Friendship is the hardest thing in the world to explain. It’s not something you learn in school. But if you haven’t learned the meaning of friendship, you really haven’t learned anything.
— Muhammad Ali
アメリカの伝説的プロボクサー、モハメド・アリ。蝶のように舞い、蜂のように刺すボクシングスタイルで世界を魅了した彼は、友情についてこう述べています。「友情っていうのは世界の中でも説明するのがもっとも難しいことだよ。学校なんかで習えるものじゃない。けれども、友情の意味を学んでおかなきゃ、なにも学ばないことになってしまうんだ」
A friend to all is a friend to none.
— Aristotle
もしも、「みなの友になろうとするものは、一人の友も持たない」と述べたアリストテレスが、世界的にSNSが普及した現代社会を見ることができたら、どういう反応を示すか気になりますね。
In my friend, I find a second self.
— Isabel Norton
アメリカの女性ボディビルダー、イサベル・ノートンは、「友の中に、第二の自分を見つける」と述べました。言い換えれば、最高の友人を持っていれば現在の自分も最高の状態だといえるでしょう。反対に、あまり尊敬できない友人を持っているなら、自分も同レベルであるといえるかもしれません。彼女のように、友人は自分を映す鏡だと思えば、現在の人間関係をいま一度再考するきっかけになるかもしれませんね。
Anybody can sympathise with the sufferings of a friend, but it requires a very fine nature to sympathise with a friend’s success.
— Oscar Wilde
「誰でも友達の悩みには共感できるさ。けれど、友達の成功に共感するには優れた資質が求められる」と述べたオスカー・ワイルド。「nature」には自然という意味のほかにも、本質や特徴、性質といった意味があります。友達の成功を心から喜ぶことができてこそ、真の友情といえるのかもしれませんね。
I would rather walk with a friend in the dark, than alone in the light.
— Helen Keller
ヘレン・ケラーは、「光の中を一人で歩くより、暗闇の中を友人と歩くほうがいい」と述べました。視覚と聴覚に障害を抱えていた彼女の言葉は、自分を取り巻く状況よりも友達の存在の偉大さと大切さを伝えるものだといえるでしょう。
Don’t walk behind me, I may not lead. Don’t walk in front of me, I may not follow.Just walk beside me and be my friend.
-Albert Camus
フランスの小説家、アルベール・カミュは「ぼくの後ろを歩かないでくれ、ぼくは導けないだろうから。ぼくの前を歩かないでくれ、ぼくはついていけないだろうから。ただぼくの隣を歩いて、ぼくの友達でいてくれ」と述べました。損得勘定なしの対等な友人関係を望んでいることがわかる、素敵な言葉ですね。
The only way to have a friend is to be one.
-Ralph Waldo Emerson
アメリカの思想家で作家のエマーソンは、「友達を作るための唯一の方法は、友達になることだ」と述べました。「make」ではなくて「have」を使うことで、即席の友達ではなく、ずっと友達関係を続けられる価値のある友情を築くことの大切さを、そして友達がほしいなら自ら行動することの大切を伝えています。
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