【映画好き必見】英語版タイトルからどの邦画かを当ててみよう!

映画の内容はとても大切ですが、タイトルだって同じくらい大切です。興味を引かれないタイトルなら、「観てみようかな?」という気持ちにはならないはず。今回は、うまいタイトルからざっくりしたタイトルまで、邦画に付けられた英語タイトルをご紹介します。

One Million Yen Girl

山ちゃんと結婚して、世間をあっと驚かせた女優・蒼井優さん。彼女が主演を務めた青春ロードムービーの原題は、「百万円と苦虫女」(2008)でしたね。英語タイトルをそのまま直訳すると「百万円少女」ですから、なんとか的を得たタイトルだといえるかもしれません。ひょんなことから前科者になってしまった鈴子が、100万円貯まったら新しい居場所を求めて旅立ってゆく姿はまるで可憐な根無し草のようです。

Only Yesterday

原題とはかけ離れているように見えて、非常に上手な英語タイトルの付け方がされているのは高畑勲監督のジブリ映画「おもひでぽろぽろ」(1991)です。大人になるとたくさんのことを忘れてしまいますが、昔のことは昨日のことのようにまざまざと思い出せるもの。なぜか切なくて甘酸っぱくて懐かしい気持ちになる、そんな映画です。

Departures

あの世への旅立ちのお手伝いをしてくれる人の姿を描いた、「おくりびと」(2008)。死の婉曲表現である「Departures」が英語タイトルになっており、原題のような情緒はありませんが、いかにも海外の人が好みそうなすっきりとしたタイトルが付けられています。旅行代理店の求人かと思いきや、じつは納棺師の求人に募集してしまったとは驚きですよね。

Like Father,Like Son

英語タイトルは、「この父にしてこの子あり」という意味です。じつは是枝裕和監督作品の「そして父になる」(2013)の英語タイトルなのですが、産院での子ども取り違え問題を取り扱っている映画だけあり、原題も英語バージョンもとても考えさせられる深いタイトルになっています。

One Cut of the Dead

ただのゾンビ映画かと思ったら大間違いの「カメラを止めるな!」(2018)の英語タイトルです。しゃれたタイトルが付けられていて、映画にもひと捻りあることが伺えるでしょう。

Like a Dragon

プレイステーション用ゲームソフトでは、ストレートに「Yakuza」と英語タイトルが付けられていましたが、映画ではなぜか原題に忠実にタイトル付けされていたのが「龍が如く」(2007)です。ゲームを一度でもしたことある人ならついていけるストーリですし、アクションも面白くて楽しめるのですが、映画から観てしまった人は少々置いてけぼりな感じになってしまうかもしれませんね。

After the Storm

原題とかけ離れた英語タイトルが付けられてしまった、「海よりもまだ深く」(2016年)。確かに映画の中では台風が過ぎ去った後に、阿部寛さん演じる、うだつが上がらない作家が取る行動が見どころだといえるでしょう。

Our Little Sister

英語タイトルから推測すると世界の名作映画のような雰囲気ですが、こちらは吉田秋生原作、是枝裕和監督作品の「海街diary」(2015)です。3姉妹と異母妹の共同生活を描いたお話しですが、英語タイトルにあるように異母妹の成長記録だと考えて良いでしょう。

意外と邦画のタイトルが外国語では全然違う内容になっているのにびっくりされたのではないでしょうか?最近は見なくなってきましたが、日本でも過去には海外の映画の邦題がありました。Webで翻訳でも、小説や脚本などの翻訳を依頼されることがあります。翻訳家に話を聞きますと、タイトルをどうするべきか一番悩むそうです。皆さんも、邦画のタイトルが外国語にどう置き換えられるのか想像して、楽しんでみてください。

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