名探偵コナン編「アニメローカライズ」

コナンに会えるまち

名探偵コナン、みなさん見てますか?アニメファンにはこんな格言があります。
「オレの一押しアニメか?知りたきゃ教えてやる。探せ!この世のアニメをすべてそこへ置いてきた!!」
世界中のアニメ好きが日本を目指し、聖地・グッツを追い求める。世はまさに、大アニメ時代!!
あれ、どこかで聞いたことのあるフレーズですね。気のせいです(笑)
という訳で、今回の「世はまさに大アニメ時代!!」記念すべき1回目は『名探偵コナン編』です。

名探偵コナンの魅力

『名探偵コナン』は、青山剛昌氏によって創作された日本の推理漫画です。高校生探偵の工藤新一が黒の組織によって毒薬を飲まされてしまいます。彼の姿が小さな少年である江戸川コナンとなるところから物語は始まります。

『名探偵コナン』の特徴や魅力をまとめてみました。

  1. 推理と謎解き: 『名探偵コナン』は推理と謎解きが中心のストーリーです。コナンは鋭い観察力と推理力を駆使して、様々な事件や難解な謎を解決していきます。読者も一緒に考えながら物語を楽しむことができます。
  2. 登場人物: 作品には数多くのキャラクターが登場します。コナンの周りには彼の幼馴染である毛利蘭や彼女の父親である探偵の毛利小五郎、少年探偵団のメンバーなどがおり、それぞれが個性豊かなキャラクターとして描かれています。
  3. 長寿作品: 『名探偵コナン』は1994年に連載が開始され、現在も連載が続いている長寿作品です。連載開始以来、多くのエピソードや事件が展開され、物語は進行しています。
  4. アニメ化と映画化: 『名探偵コナン』はアニメ化もされており、テレビアニメシリーズとして放送されています。また、劇場版アニメーション映画も制作され、毎年新作が公開されるほどの人気となっています。
  5. 国内外での人気: 『名探偵コナン』は日本国内だけでなく、世界中で大きな人気を誇る作品です。多くの国で翻訳され、愛されています。

『名探偵コナン』は、緻密なストーリー展開やキャラクターの魅力、謎解きの面白さなどが評価され、多くの読者や視聴者に支持されています。

ローカライズされ海外へ

みなさまご存じ『名探偵コナンは』日本国内に留まらずアジア、北米、ヨーロッパなど世界各国の言語に翻訳、またアニメシリーズはローカライズされ、世界中で多くのファンが存在します。特にアジア諸国、中国や台湾、韓国などでは熱狂的なファンが多いとされています。2018年6月の時点で漫画は25の国と地域で翻訳され、アニメは40ヵ国で放送されています。

海外ではどんな風にローカライズされてるの?

例えばタイトル「名探偵コナン」を翻訳すると以下の通りになります。

  • 日本語 名探偵コナン
  • 英語 Detective Conan / Case Closed
  • 中国語 名偵探柯南
  • 韓国語 명탐정 코난

おなじみ「真実はいつもひとつ!」を翻訳すると以下の通りになります。

  • 日本語 真実はいつもひとつ
  • 英語 One truth prevails. / There is always only one truth.
  • 中国語 真相永远只有一个
  • 韓国語 진실은 언제나 하나!

訪日外国人の聖地巡礼者が急増

来日する目的は人それぞれですが、これまでは「観光」(古都京都の寺院や神社、東京の現代的な都市風景、富士山の壮大な景色、伝統的な温泉地など)、「文化体験」(茶道や着物着付け、武道の体験、和菓子作り)、「食文化」(寿司、ラーメン、天ぷら、お好み焼き、和菓子など)がメインでしたが、近年の世界アニメブームにより聖地巡礼を目的とする外国人が急増しています。今回は『名探偵コナン』好きなら必ず訪れるべき聖地をご紹介します。

鳥取砂丘コナン空港

名探偵コナンの作者である青山剛昌さんの故郷が鳥取県にあることから、鳥取の空港に『名探偵コナン』の名前が付けられました。鳥取県を全国的にPRするため世界的に有名な観光地『鳥取砂丘』と 『名探偵コナン』とのコラボレーションして考案されたようです。

なお、鳥取空港の愛称は、2015年より『鳥取砂丘コナン空港』に決定しています。空港はコナン関連のデザインやイラストが施された建物や装飾が特徴で、到着ロビーや出発ゲート、ラウンジなど、空港内のさまざまな場所にコナンのキャラクターや関連イラストが描かれています。また、空港限定グッズの販売やコラボレーション企画なども行われ、コナンファンにとっては特別な空間となっています。

名探偵コナンの原点-青山剛昌ふるさと館

青山剛昌ふるさと館は、鳥取県北栄町にある博物館で『名探偵コナン』の作者として知られる漫画家、青山剛昌先生の作品を展示しています。『名探偵コナン』の世界と、青山先生の漫画の創作過程を体験できるミュージアムであり北栄町の大きな見どころのひとつで、世界中からコナンファンが訪れています。館内では、『名探偵コナン』にまつわる様々な展示を見ることができます。青山先生のスケッチや絵コンテ、完成したページなど、マンガの原画が展示されています。また、ギフトショップも併設されており、名探偵コナン限定グッズ(漫画全巻、DVD、グッズ、その他の記念品など)を購入することができます。

名探偵コナンに会えるまち北栄町

青山剛昌ふるさと館がある北栄町は『コナンに会えるまち』を提唱しており、コナン駅(JR由良駅)から「青山剛昌ふるさと館」までの約1.4kmを「コナン通り」と名付けています。通りには等身大のキャラクターオブジェや「コナンの家 米花商店街」「名探偵コナン」のコミックスの表紙、第1巻~第28巻をモチーフとした御影石製のモニュメントなどがあります。とにかくいたるところでコナンと出会えるまちが北栄町です。

外国人訪問者が何を目的としているか推測し、最大限サポートする

インバウンド需要で海外の方を誘致する方法として、まず多言語でお出迎えすることは言うまでもありません。単純に観光案内だけでなく、その地域の【売り】をピックアップした専門誌・ポスターなども作成、多言語化する地域も増えてきました。海外の旅行者が何を目的にして訪れているのかをしっかり把握すること、それを最大限サポートすることがリ更なるピーターを呼び、結果的には知名度上げることに繋がると考えます。自治体の広報関係からのご依頼も多数いただいている「Webで翻訳」を活用して更なる魅力を世界に発信してみては如何でしょうか?

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