世界中で話されている英語ですが、国によって特徴があります。世界中の英語人口は20憶人とも30憶人ともいわれており、今後も増え続けていくでしょう。「なんとかして英語を話せるようになりたい!」という方のために、今回はシングリッシュとフィリピン英語を取り上げて、英語を話すためのコツをご紹介します。
シングリッシュとは?
シンガポールで話されている英語「シングリッシュ」。中国語やマレー語の影響を受けた、独特の特徴を持つシングリッシュは、シンガポールの人々の間で使われています。
もちろんシンガポールの人の中には、英語圏の人々が使うような英語を話す人もたくさんいますが、地元の人に接するときにはわざわざシングリッシュを話すようにしている人もいるようです。
文法にとらわれ過ぎない
シングリッシュの特徴にはいろいろありますが、特筆すべきなのは文法にとらわれ過ぎないことでしょう。
主語も目的語の位置もバラバラ、もちろん時制も助動詞の使い方も英語圏の英語とはまったく異なります。
例えば、「You go to there yesterday?」という一文は、時制や疑問形なんてまったく無視している文章なのに意味が通じます。
文法は英語圏のそれとはかけ離れているものの、それでも会話が成立しているのを目の当たりにすると、「英語に自信なんかないけれど、頑張れば自分でも話せるかも」と思えてくるはずです。
いったもん勝ち
英語の知識は相当なものなのに、多くの日本人は間違うことを恐れるあまり英語を話そうとしない場合があります。
確かに、きちんとした文法や発音で話される英語は周りからも高く評価されます。
しかしながら、知識があるのに英語を使わないのは、まさに「宝の持ち腐れ」以外のなにものでもありません。
少しでも英語のスピーキングを上達させたいのであれば、シングリッシュのように文法の間違いなど気にせず、どんどん話しをしましょう。
当然ながら文法は大切ですが、なによりも大切なのは「内容」だということを意識していれば、英語への苦手意識が薄れるかもしれません。
フィリピン英語とは?
フィリピンの人々は英語が上手な人が多く、その高い英語力のおかげでフィリピン国内の経済が急成長しているといわれています。
英語圏で話されているような英語を話す人もいれば、若干のなまりがある人もおり、全体的に英語力は高いとはいえ英語力は千差万別です。
ただし、共通する点として「英語への苦手意識や抵抗感がまったくない」ということが挙げられるでしょう。
とにかく楽しく会話をする
フィリピンの人々と会話していていつも感じるのが、「会話を楽しんでいる」ということ。わからない英語の単語があったとしても、ジェスチャーを交えたり、違う英単語に言い換えたりして乗り越えてしまいます。
楽しんで会話をしているので話す英語も堂々として聞こえますし、「もっと話したい」という気持ちから英語の表現力も豊かになっていきます。
目的意識を持って英語を学ぼう
国を挙げての英語教育のおかげで、急速な経済成長がみられるフィリピン。
英語が上手になればなるほど、仕事で良いポジションにつきやすいため、英語を勉強するモチベーションはかなり高いといえます。
フィリピンの人々と同じく目的意識を持って英語を学ぶなら、苦手意識のあるスピーキングにも力が入るはずです。
「なんとなく英語が話せるようになりたい」というのと、「来年は海外に一人旅をしにいくから英語が話せるようになりたい」では、勉強するモチベーションも変わってくるでしょう。
特に目的がなかったとしても、目標を設定しておくのは大切です。
日常会話ができるようになりたい、自由に自分の意見を英語で伝えられるようになりたいなどの目標を立てておくなら、効果的に英語を学ぶよう動機付けを得られます。
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