医療翻訳家になりたい人におすすめの本8選

医療翻訳家になりたいけれど、なにから勉強しはじめなければいけないかわからないという人もいるのではないでしょうか?そこで今回は、医療翻訳家を目指す人をはじめ、医療翻訳のスキルをアップさせたいと思っている人に役立つ参考書をご紹介します。

まずはこれから!医薬翻訳者のための英語 森口 理恵

著者である森口理恵さんは、医療系翻訳会社のコーディネーター・翻訳家として活躍。医療翻訳家として独立してからは、製薬・医療機器関連や医学論文の翻訳を長年に渡って行ってきました。翻訳家教育にも熱心に携わっており、本書では医療翻訳に欠かせない基本的な英単語やその使い方がまとめられています。医療翻訳の仕事概要についても知ることができ、医療翻訳に興味を持った人に最適な入門書です。

入門薬学英語 野口ジュディー

専門的な知識が求められる医療翻訳は、特殊な単語を覚える必要があります。医療翻訳の勉強をしようと考えているのであれば、薬学専門用語を多用な例文で紹介しているこちらの本を手に取ってみてはいかがでしょうか。教材用として作られているため日本語訳などは付いていませんが、付属のCD(テキスト全例収録ではない)で自分では調べにくい専門用語の発音を学習することが可能です。

実務で学ぶ薬学英語 野口ジュディー、長谷川隆一ほか

医薬品承認文書、副作用警告など、医療・薬学関連の実務英語文書が収録された本書は、すでに医療翻訳に携わっている人にも役立つ一冊となっています。幅広い種類の実務文書が語注付き・解説付きで集められており、文書の書き方や用語の使い方を実際に学ぶことができるでしょう。付属CDには重要単語が収められており、通勤や通学途中に聴きながら学習できます。

薬事・申請における英文メディカル・ライティング入門I改訂版 内山雪枝

英語による書類作成や英語文献の読解が求められる、製薬・医療機器メーカーの薬事申請業務。本書では、薬事申請業務における英文の書き方や用語の使い方を学べます。英文の書き方ルールに関するチェックリスト付きなので、ミスをなくすのに活用できるでしょう。医薬品開発部員をはじめ、製薬会社のライターなど医療翻訳に携わる人必携の一冊です。

ちけ文&ちけ単 治験に役立つ医学英文事例集 CRC&CRAとして国際共同治験に対応する 藤居 靖久

医療翻訳の中でも、治験に関連する翻訳業務は、翻訳家の需要が高いといわれています。それというのも、日本の治験の多くが、国際共同試験となっているためです。治験の医療翻訳業務では、治験薬概要書や同意説明文書などの文書を翻訳しますが、本書では医学分野で頻出する例文や表現を紹介されており、治験の医療翻訳に役立つテクニックを学習できます。医療翻訳家だけではなく、治験業務全般をサポートするCRC(治験コーディネーター)や CRA(臨床開発モニター)にもおすすめの本です。

医薬英語論文用例マニュアル 水島 裕

製薬会社の翻訳業務は治験関連文書の翻訳や新薬の申請書類作成、 PSURの翻訳など、多岐に渡ります。本書は製薬会社の医療翻訳担当者が参考にした英文学術雑誌などをもとに、医薬英語論文で使用される表現を数多く収録しており、製薬関連の翻訳家に役立つ一冊です。

医学論文英訳のテクニック 改訂4版 横井川 泰弘

医学英語表現辞典や医学英訳活用辞典を世に送り出した著者による本書は、医療翻訳の技術を向上させたい人におすすめです。実際に使える例文が豊富に収録されており、医師や研究者はもちろん、製薬会社のメディカル・ライティング部門やフリーランス医療翻訳家として活躍する人に役立つでしょう。

アクセプト率をグッとアップさせるネイティブ発想の医学英語論文 前平 謙二

医学論文翻訳家による、ネイティブらしい医学英語論文を書くときに役立つ指南書です。基本動詞の使い方のほか、論文に頻出するキーフレーズなどが収録されており、医療翻訳におけるネイティブらしい英語表現を学べ、よりよく伝わる英語の文章を書くことができるでしょう。

  

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