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バイリンガルは当たり前?ゲーム翻訳家を目指すためにできること

 

ゲームをプレイするのが好きなら、ゲーム翻訳の世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか?ゲーム翻訳の分野は、翻訳業界の中でもこれから高い需要を見込める分野です。今回は、ゲーム翻訳家を目指すためにできる語学力の伸ばし方についてご紹介します。

 

ゲーム翻訳家になるため必要な語学力は?

・英語以外の言語習得にもチャレンジを

どの分野の翻訳家を目指す場合でも、語学力は一番必要で大切なスキルです。もちろん、語学ができるだけでは良い翻訳家にはなれませんが、語学力がないよりはあったほうが断然良いでしょう。ゲーム翻訳の世界を目指すのであれば、少なくともDoTまたはIAPの意味を理解しており、母国語に翻訳できるだけの語学力を持っている必要があるかもしれません。

ほとんどの場合、ゲーム開発は英語と日本語で行われていますから、ゲーム翻訳家を目指すのであればどちらの言語にも堪能でなければならないでしょう。実際、プロのゲーム翻訳者はバイリンガルが多いのが特徴です。加えて、需要が拡大しているフランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、中国語のいずれかを習得しているなら、これからゲーム翻訳家として活躍しやすくなります。

・ゲーム翻訳家になるための語学力の伸ばし方

ゲーム翻訳家になろうと思うなら、まず母国語以外の言語でゲームをプレイするようにしましょう。対話用と字幕用それぞれに別の言語を設定し、一度に2つの言語でプレイします。そうすることで文化の違いを理解できると共に、翻訳のヒントやコツを掴めるようになるでしょう。

例えば、2020年に発売された『あつまれ どうぶつの森』をプレイしていると、魚を釣るシーンがあります。プレイヤーが魚を釣り上げる度にセリフが異なりますが、タイを釣り上げると「めでタイ!」、イカを釣り上げると「ゲッソー!(ゲットのもじり?)」、サメを釣り上げると「上手(ジョーズ)に釣れたなー!」、空き缶を釣り上げると「捨てたら、アカン(あ、缶…)!」などなど、たくさんのダジャレが登場します。

このようなベタな日本語のダジャレを文字制限のある中、どのようにうまく翻訳するかがゲーム翻訳家としての腕の見せどころといえるかもしれません。ちなみに、『あつまれ どうぶつの森』のダジャレがどのように翻訳されているのか気になる人は、ぜひ言語設定を英語にしてプレイしてみましょう。

・別の言語でゲームガイドを読み込もう

さらに、「GameFAQs」や「GamePressure」、「StrategyWiki」など、英語のゲームガイドのサイトを読み込む習慣をつけるようにすると良いかもしれません。もしも習得したい言語があるのなら、その言語のゲームガイドのサイトを探してみましょう。また、語彙を増やすために映画やドラマを観たり、本を読んだりすることもおろそかにできません。

ゲームをするのが好きな人なら、好きなジャンルのゲームや得意なジャンルのゲームがあるのは当然でしょう。アクションゲームが好きな人、シュミレーションゲームが好きな人、ロールプレイングゲームが好きな人など、プレイヤーごとに好みが分かれるものです。ところが、ゲーム翻訳の世界に身を置くようになると、自分の好きなジャンルのゲーム翻訳ばかり請け負う訳にはいきません。

翻訳業界の人材は飽和状態に思えるかもしれませんが、ゲーム翻訳の人材は常に足りておらず、これからも需要が見込める翻訳分野です。しかし、選り好みをしていてはゲーム翻訳家として成功することは難しいでしょう。もしもゲーム翻訳家として成功したいのであれば、一般常識はもちろん、スポーツや格闘技にまつわる知識のほか、政治やポップカルチャーに関する知識を常に取り入れるよう努力したいですね。

 

ひと昔まえは「ゲームばかりやっていたはダメだ」と言われていましたが、今ではゲームで稼ぐことが出来る様になりました。また、任天堂からはプログラミング学習ソフトも発売され、今後必須項目であるプログラミングもゲームで学べるようになっています。今後の世の中では、勉強が出来るだけでは駄目な時代です。プログラミングを始め、コミュニケーション能力、それに言語能力が必要なってきます。言語は苦手な場合は、Webで翻訳をご利用頂ければ大丈夫ですが、それでも最低限の能力は必要になってくる時代です。今後の世界を考え、常に何かを学んでいかなければなりませね。

 

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