イギリスやロシアでは、2020年末から新型コロナウィルスのワクチン接種が行われてきました。日本やその他の国々でも、徐々に新型コロナウィルスのワクチンを接種する人が増加しているようです。海外では、国外だけではなく国内移動の際もワクチン接種証明書の提示が求められる国もあるようですが、今回はワクチンにまつわる英語表現をご紹介します。
■ワクチン
・ワクチンは英語で?
ワクチンは英語で、vaccine [væksíːn]です。日本語と英語の発音がまったく違うため、ワクチンと言っても英語圏の人々に理解してもらえないかも。ワクチンの英語の発音は、ヴァクシィーンになります。日本語のワクチンは前半の「ワ」の部分にアクセントがありますが、英語では後半にアクセントがあり、ヴァクシィーンの「シィ」の部分を強めて発音するのが一般的です。
・ワクチン接種率は英語で?
ワクチンの接種状況を知るときに役立つワクチン接種率。ワクチン接種率は英語で、vaccination rateです。世界ではチリ、イギリス、アメリカ、スペイン、ドイツ、カナダが、新型コロナウィルスのワクチン接種率の高さで抜きん出ています。
■ワクチンにまつわる英語表現
・have a vaccination.(ワクチン接種を受ける)
ワクチン接種を受けるは英語で、have a vaccinationもしくはreceive a vaccinationといいます。Vaccinationは名詞で、ワクチン接種のこと。大昔、仏教の僧侶が毒ヘビの毒を飲んで、毒への免疫をつけようとしたことがワクチンのはじまりだといわれていますが、実際には、18世紀にイギリス人医師のエドワード・ジェンナーにより、史上初のワクチンが発明されました。
・I got vaccinated.(ワクチンを接種しました)
ワクチン接種を済ませたことを伝えたいときには、I got vaccinatedもしくはI was vaccinatedといいます。史上初のワクチンは、天然痘に対するものでした。エドワード・ジェンナーは、牛の皮膚疾患の一種である牛痘にかかったら天然痘にはかからない、という乳しぼりの娘の言葉からヒントを得てワクチンを開発した話は有名です。
・All people aged 12 or over can now get vaccinated against COVID-19.(現在、12歳以上のすべての人は新型コロナウィルスのワクチン接種を受けることが可能です)
新型コロナウィルスのワクチンは、感染すると死亡リスクが高い高齢者から優先的に接種が進められています。すでに12歳以上の子どもたちもワクチン接種の対象に入っている国が多いようですが、日本でのワクチン接種状況を尋ねられたら上記のように答えることができるでしょう。
・Have you been vaccinated?(ワクチン接種受けた?)
ワクチンを受けようと思う人も、そうでない人もいるでしょう。ワクチンを接種することで、感染症の重症化を防ぐことができる一方で、その効力はけっして万能ではありません。新型コロナウィルスのワクチン接種がなかなか進まないのは、ワクチン接種にリスクが伴うからだといえるでしょう。現在、新型コロナウィルスのワクチン接種は強制ではありませんから、Have you been vaccinated?(ワクチン接種受けた?)と周りの人に気軽には尋ねにくいかもしれませんね。
・I have plans to have my children vaccinated.(子どもたちにワクチンを接種させる予定です)
子どもたちへの新型コロナウィルスワクチンの接種もはじまったようですが、ワクチン接種の是非は保護者の判断に委ねられています。「ワクチン接種は副反応が心配だから…」という人もいますし、上記のように自分の子どもにワクチン接種を受けさせる予定の人もいるでしょう。副反応のことを英語ではSide effects、もしくはSide reactionsといいます。
・Vaccination is not mandatory.(予防接種は強制ではありません)
形容詞のmandatoryには強制の、義務的なという意味があります。ですから、Vaccination is not mandatoryで予防接種はあくまでも任意であり、強制ではないことを伝えることができるでしょう。
日本でもワクチン接種が進んできています。今後はワクチンパスポートも出来るようですので、海外に行く際は必須になってくるかもしれないですね。
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