オヤジギャグは日本だけのものではありません。英語でオヤジギャグはdad jokesと呼ばれており、基本的にはあまり面白くないダジャレのことを指します。今回は、寒いけれどもどこか憎めないオヤジギャグをいくつかご紹介します。
■ 「What do you call a fish wearing a bowtie?」 「Sofishticated.」
Bowtieとは蝶ネクタイのことで、ジョン万次郎によって日本にもたらされたといいます。「蝶ネクタイをつけた魚のことをなんて呼ぶ?」「あか抜けた魚」というジョークは、洗練された、あか抜けた、教養のあるという意味の単語であるsophisticatedに、fishを無理矢理ねじ込んだもの。発音も「ソフィシュティケイティッド」と、少し舌足らずになってしまうのが笑いを誘います。
■ Dear Math, grow up and solve your own problems.
数学のことを英語ではmathematics といいますが、単にmathというときも。数学が苦手なのであれば、「親愛なる数学へ、成長して自らの問題を解決せよ」というジョークにも同意したくなるのではないでしょうか。ちなみに、代数学はalgebra、微積分学はcalculus、幾何学はgeometry 、三角関数はtrigonometry です。
■ 「What do you call a factory that makes okay products?」 「A satisfactory.」
上記のジョークを日本語にすると、「良い製品を製造する工場のことをなんていう?」「満足工場」になります。Satisfactoryとはsatisfactionとfactoryを組み合わせて作った言葉で、満足工場などという工場は恐らく実際には存在しないでしょう。
■ 「What did the ocean say to the beach?」 「Nothing, it just waved.」
「海はビーチになんていったでしょうか?」「なんにも。ただ手を振っただけさ」。waveには波という意味のほかに、(手を)振って合図するという意味も。小さい子どもにはウケそうなジョークなので、試しに一度いってみたいオヤジギャクです。
■ I only know 25 letters of the alphabet. I don’t know y.
「25文字しかアルファベットを知らないんだ。なぜだかワイからないけど」。アルファベットの数は26文字ですが、どうやら25番目のアルファベットである「Y」だけ知らなかったみたいですね。
■ 「What did the zero say to the eight?」 「That belt looks good on you.」
「ゼロはエイトになんていったでしょう?」「そのベルト似合ってるね」。日本にも数字のダジャレはたくさんありますが、ゼロが相手を褒めるセリフはいかにも英語圏らしいですね。
■ 「What’s the best thing about Switzerland?」 「I don’t know, but the flag is a big plus.」
スイスと聞いて、マッターホルンや時計、銀行などを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。海外のオヤジギャクでは、「スイスの良い所ってなに?」という問いに対して、「わかんないけど、旗には大きなプラスが付いてるよね」ととぼけた答えをするまでが一連の流れになっているようです。ですが、本当にスイスのおすすめを聞きたい人にとっては、ウンザリしてしまう回答かもしれません。
■ 「What does a sprinter eat before a race?」 「Nothing, they fast!」
「短距離走者はレースの前になにを食べるでしょう?」「なにも(食べない)。絶食してるからね!」。短距離走者がfast(速い)なのは当然のことですが、fastにはほかにも断食する、絶食するという動詞の意味があります。
■ 「Dad, did you get a haircut?」 「No, I got them all cut!」
薄毛でもセクシーな男性は多いですが、残念ながら海外にもハゲいじりはあるようです。容姿いじりはどんな場合も面白くありませんが、「お父さん、髪の毛切った?」「いや、ハゲたんだよ!」なんて冗談が言い合える家族は素敵ですね。
■ 「How do you get a squirrel to like you? 」「Act like a nut.」
警戒心の強い小動物になついてもらうのはなかなか大変ですが、なついてくれたら飼い主冥利に尽きるのではないでしょうか。「どうやってリスをなつかせるの?」という質問の答えを直訳すると、「ナッツのように振る舞うんだ」に。じつはnutには木の実(ナッツ)という意味以外にも、狂人や変人という意味があります。ですから、act like a nut(ナッツのように振る舞う)には、変人のように振る舞うという意味になります。
日本でも海外でもオヤジギャグってあるのですね。Webで翻訳ではオヤジギャグの翻訳の依頼が過去にあったかどうかは覚えていませんが、冗談が好きなかたもたくさん登録されてますので、もし海外のオヤジギャグを翻訳したくなったらWebで翻訳に。もちろん医学文書や法務関係、経済や取扱説明書などの方が多くご依頼頂いてますので、そちらもWebで翻訳に。
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