元原稿の完成を待っていたら翻訳が間に合わないから、原稿完成前だけど翻訳を依頼しちゃおう!そんなときのリスクや注意点についてお伝えしていきます。
翻訳途中の原稿変更は、時間もお金も余分にかかる
急いでいるからといって元原稿が完成する前に翻訳を依頼してしまうと、かえって時間がかかるうえに費用も増えてしまいます。さらに、訳抜けや誤訳のリスクも高まります。
「ある単語や言い回しをちょっと変えただけなんだから、一瞬で翻訳できるでしょ!」というのは間違い。なぜなら、単数・複数や女性・男性の区別など、言語にはその言語独自のルールが存在しているからです。翻訳する際はそのルールを順守するために、ある1つの単語が変わっただけでも、その単語を含む1文全体もしくは前後の文まで見直す必要があります。そのため、普通に翻訳するより時間も費用も余分にかかるのです
時間と費用を最小限にしつつ品質を保つためにも、元原稿の完成後に翻訳を開始するのが原則ですが、翻訳開始後にどうしても変更が生じるという場合は、次のことに気を付けてください。
変更履歴を残す
どこが変更されたのかわかるよう、変更履歴を残しましょう。エクセルやパワーポイントなど変更履歴を残す機能がないものの場合も、赤字にしたりハイライトをつけたり、翻訳者にも一目でわかるようにしてください。
変更しない部分を伝えておく
変更をしない部分が予めわかっていれば、そこから先に翻訳を進めていくこともできます。しかし多くの翻訳者は、「まず全体を読んで内容を理解してから翻訳にとりかかり、最後に全体を見て修正をする」という方法をとるので、変更しない部分を伝えておけば通常の品質・時間・金額で仕上がるというわけではありません。
依頼者と翻訳者、お互いにベストを尽くす
翻訳中の原稿変更には様々な危険が伴います。とはいえそうせざるを得ないときもあるので、そんなときには翻訳者だけでなく依頼者も手を尽くして、少しでも品質を保てるよう努めていきましょう!
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