数ある英単語の中でも、もっとも有名な英単語の一つである「LOVE」。今回は「LOVE」にまつわる名言をご紹介します。プレゼントを渡すときにメッセージカードに一言添えておけば、意中のお相手のハートに響くかもしれませんね。
Love is a serious mental disease. — Plato
「愛は重度の精神疾患である」と述べたプラトン。古代ギリシャの哲学者のこの言葉、愛についてよりも、古代ギリシャ時代からすでに精神疾患が一般的であったことについて考えさせられるのではないでしょうか。
Darkness cannot drive out darkness: only light can do that. Hate cannot drive out hate: only love can do that. — Martin Luther King, Jr.
「暗闇は暗闇をもって追い払うことはできない。光のみがそれを可能にする。憎しみは憎しみをもって追い払うことはできない。愛だけがそれを可能にする」と述べたキング牧師は、アメリカで非暴力主義の公民権運動を指導した人物です。
1968年、キング牧師は暗殺者の銃弾に倒れましたが、彼のスピーチはいまも多くの人の心に響くものです。
Love is a game that two can play and both win. - Eva Gabor
猫好きにはたまらないディズニー映画「おしゃれキャット」。1970年公開のアニメーション映画ですが、いまでもファンの多い映画なのではないでしょうか?
この映画のヒロイン、ダッチェスの声を担当したのがアメリカの女優・エヴァ・ガボールでした。数々のゴシップで浮き名を流したエヴァ・ガボールなら、「愛は二人でプレイできて、どちらもが勝てるゲームなの」というセリフがさまになりますよね。
The best and most beautiful things in this world cannot be seen or even heard, but must be felt with the heart. -Helen Keller
「世界でもっとも素晴らしく、もっとも美しいものは、目で見たり手で触れたりすることはできません。ですが、心で感じなければならないのです」と述べたヘレン・ケラー。
直接、愛という単語は登場しませんが、「世界でもっとも素晴らしく、もっとも美しいもの」がそれに当てはまるのではないでしょうか。視覚と聴覚を失った彼女が語ったからこそ、言葉に重みが増しますね。
Where there is love there is life. -Mahatma Gandhi
「愛あるところに人生がある」と述べたマハトマ・ガンジー。非暴力主義を貫いてインドの独立を勝ち取ったインド建国の父・ガンジーの言葉は、お金がすべてである拝金主義の人たちにどう受け取られるのでしょうか。
You don’t love someone for their looks, or their clothes, or for their fancy car, but because they sing a song only you can hear. -Oscar Wilde
「ドリアン・グレイの肖像」は「幸福な王子」の作者であるオスカー・ワイルド。スキャンダルにまみれた人生を歩んだ天才は、愛について「君は高級車や服装や見てくれで誰かを愛するのではない、むしろ君にしか聞こえない歌を彼らが歌うから愛するのだ」と述べました。
なんだかわかったようなわからないような名言ですが、愛とは波長の合う者同士が惹かれ合うことによって生まれる、とでも解釈すれば良いのでしょうか。
とにかく、耽美主義のオスカー・ワイルドらしい言葉であることには違いありません。
『LOVE』のふさわしい訳し方は?
いまの時代、「LOVE」をわざわざ日本語訳しなくても、英語のまま「LOVE」として理解するのが当然のことになっています。
ところが、「LOVE」という言葉が初めて日本に紹介された明治時代、「LOVE」は「御大切」と訳されたことがありました。
「I Love You」が「わたしは君を大切に想う」だなんて、かなり詩的な印象を与える訳なのではないでしょうか?
その後、「御大切」から現代に通じる訳である「愛する」に変更されますが、明治の文豪・夏目漱石は、英語教師だったときに「I Love You」を「君を愛しています」と日本語訳にした生徒を一喝したそうです。
日本人が愛なんて口にするはずはないから、「そこは『月がとっても青いから』とでも訳しておきなさい」といったとかいわなかったとか。
逸話として残されている話しなので事実かどうか定かではありませんが、上記の「LOVE」にまるわる英語の格言、漱石先生だったらどう訳したかが気になりますね。
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