英会話がなかなか上達しないと、自分には語学の才能はないのだろうとあきらめてしまいそうになるかもしれません。しかし、英会話がうまくならないのは才能の問題ではなく、学び方の問題である場合が少なくないもの。今回は、英会話初心者にこそ試してほしい、子ども向けアニメを使った英語学習法についてご紹介します。
英会話初心者を抜け出せないならアニメをみよう
英語の文法も理解しているし、難しい単語も知っているのに英会話が苦手だという人は多いのではないでしょうか。高度な知識があるにもかかわらず、英会話に活かせることができないのは適用法がわかっていないからです。
英語の勉強で身につけた知識をどのように会話に適用すればよいのかを理解していなければ、英語によるコミュニケーション能力は低いままになってしまいます。適用の仕方を学ぶ方法はいくつかありますが、一番のおすすめが子ども向けのアニメをみる方法です。
海外の日本語学習者の中には、日本のアニメをみて日本語を覚えたという人がたくさん存在します。それらの日本語学習者たちにとって単に興味のあるものだからというほかにも、アニメには外国語を学びたい人にとってメリットとなる点があります。
アニメで外国語を学ぶのが良いのはなぜ?
なぜアニメが英語、およびそのほかの言語を学ぶのに適した教材なのでしょうか。その理由として、一般的に子ども向けのアニメでは、子どもにも容易に理解できるように簡単な単語と平易な文法が用いられていることが挙げらるでしょう。
難しい文法などほとんど使用されることなく、つまずきやすい現在完了形の使い方なども自然と身についてしまいます。また、わざわざ海外に留学しなくても、「生きた英語」をアニメを通して学ぶことができます。
実際、英語のレッスンなどまったく受けたことがない子どもが、ある日突然英語を話しだして驚いたという話を耳にしたことがあります。じつは、毎日英語でお気に入りのアニメをみており、セリフや単語を覚えるだけにとどまらず、英語の文法も覚えてしまったのだとか。英会話に苦手意識があるのなら、セリフを丸暗記できるほどアニメをみて、会話の仕方を学ぶことができるでしょう。
英語学習に最適な子ども向けアニメ作品3選
・Paw Patrol(パウ・パトロール)
2013年からはじまったカナダ制作のアニメシリーズで、160ヵ国以上の国や地域で放送されています。可愛らしい6匹の子犬と一人の少年が、アドベンチャー・ベイに住む住民たちを襲う数々の問題を解決していくストーリです。未就学児をターゲットにしているアニメなので、使われている英語がとてもわかりやすく、英会話初心者でもすぐに理解できるでしょう。日本語バージョンではなぜか主人公の男の子の名前がケントに変わっていますが、英語バージョンではRyder(ライダー)という名前です。
・Clarence(ぼくはクラレンス!)
アメリカ・アリゾナ州の小学生の男の子クラレンスの日常を描いた、コメディ・アニメです。シーズン3までしか制作されませんでしたが、スーパーポジティブなクラレンスと彼を取り巻く愉快な仲間たちをみていると、英語の勉強になるだけではなく心までほっこりしてきます。「パウ・パトロール」に比べると使用されている英語の難易度は上がりますが、より実践的な英会話を学ぶことができるでしょう。特に、「ドラマや映画の英語はまだ難しすぎる」と感じている人におすすめです。
・Gravity Falls(怪奇ゾーン・グラビティフォールズ)
2012年から放送がはじまったアメリカ制作のアニメシリーズです。双子のディッパーとメイベルが織りなす、ひと夏のミステリー・アドベンチャーが描かれており、子どもだけではなく思わず大人も夢中になってしまうストーリに仕上がっています。英語レベルは「ぼくはクラレンス!」と同程度か、少しだけ上のレベルだといえるでしょう。
英語をはじめ、外国語を勉強する上で大切な事は「生きた言葉」を勉強するということです。日本語でも「死語」と言われるような、現代ではあまり使われない言葉があります。言葉には流行り廃りがあります。Webで翻訳の翻訳家もこの「生きた言葉」にこだわり翻訳をしています。時代に合った言葉を使って翻訳することが大切です。
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