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どうやって英語に訳せばいい?翻訳家泣かせの世界の言葉たち

世界には、英語に翻訳するのが難しい言葉がたくさん存在します。日本語も英語に翻訳するのが難しいといわれている言語の一つです。文法の違いや文化の違いが、翻訳を困難にしている要因だと考えられますが、今回はそんな翻訳家泣かせの世界の言葉たちをご紹介します。

積読(つんどく)

日本語を英語に翻訳しているときには、頭を抱えることが少なくありません。パズルのピースがぴたりとはまるようにしっくりくる言葉があれば問題はありませんが、ふさわしい言葉が見つからないこともしばしば。日本語の「積読」とは、買ったもののまだ読んでいない本を積んだままにしている状態のことを指します。積読をひと言で表現できる言葉が英語にはないため、翻訳家泣かせの言葉だといえるでしょう。

Pochemuchka

ロシア語の単語で、たくさん質問をする人物のことを指します。英語には「inquisitive」(せんさく好きな、知りたがる)という形容詞が存在しますが、たくさん質問する人やせんさく好きな人そのものをひと言で表す単語は英語にはありません。日本語にすると「知りたがり屋」とでも訳せるかもしれませんね。

Shlimazl

イディッシュ語とは、中世ドイツ語方言を基礎としたゲルマン語派に属する言葉で、ヘブライ文字が用いられている言語です。ユダヤ人の間で使用されているイディッシュ語のこの単語も、ひと言で英訳するのが難しい言葉だといわれています。意味としては、慢性的といえるほど不運な人のことを指します。

Waldeinsamkeit

ドイツ語の「Waldeinsamkeit」も、英訳するのが難しい単語の一つに数え上げることができるでしょう。意味は、一人で森の中にいるときの孤独な感情です。ドイツ人なら「そうそう、いまWaldeinsamkeitな気持ちなんだよ!」とすぐに理解できるのでしょうが、英語圏の人や日本人にはいまひとつ理解しにくい気持ちなのではないでしょうか。

Cafuné

ポルトガル語の「Cafuné」とは、恋人の髪に指を通すしぐさのことを指します。なんともロマンチックな言葉ですが、英語はもちろん、日本語でもひと言で表すことができない単語だといえるでしょう。

Prozvonit

チェコ語の「Prozvonit」とは、いわゆるワン切りのこと。チェコの人の中にもかけ直しを狙ってワン切りする人がいることを知ってどこか不思議な気持ちになりますが、英語の中にはひと言でワン切りを表現できる単語が見当たりません。

Saudade

「Saudade」はポルトガル語で、遠く離れている人や失ってしまった愛する人、もしくは今はないなにかを想う懐かしくて悲しい気持ちのことです。日本語でいう、切なさや郷愁に似た感情のことですが、英語に訳するのはなかなか難しいといえるでしょう。日本では、2000年に発表されたポルノグラフィティの「サウダージ」という曲があり、耳馴染みのある単語かもしれませんね。

Altahmam

アラビア語で深い悲しみを意味する単語です。悲しみの種類や度合いにもさまざまなものがありますから、アラブ世界でいう「Altahmam」を的確に表現する英語を見つけるのは難しいといえます。

Culaccino

イタリア語のこの単語も、ひと言で英訳するのが難しい言葉の一つです。意味としては、テーブルについたグラスの輪染みのこと。テーブルの塗装面に入り込んだ水分が乾燥してできた隙間が、白く見える輪染みになります。クラッチーノができるのが嫌なら、コースターを使うようにすると良いでしょう。

いただきます・ごちそうさま

食べる前の「いただきます」や食後の「ごちそうさま」も、英訳しにくい言葉です。これらは、神様をはじめ、食材や食事を作ってくれた人などに対して感謝を表す言葉だといえるでしょう。英語圏では食事の前に祈りを捧げる人が多いですが、「いただきます・ごちそうさま」は日本式の感謝の捧げ方だといえます。

言葉というものは本当に難しいものです。文化や習慣によって有る言葉無い言葉があります。翻訳をする上で、そういう言葉をどのように訳すのかがプロの腕の見せ所でもあります。Webで翻訳はプロの翻訳家集団が揃っています。今までにプロの翻訳家がどのような翻訳をしてきたのかは、Webで翻訳実績一覧から見ることが出来ます。

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