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抱きしめるは「Hug」でいいの?「Embrace」と「Cuddle」、「Snuggle」の違いを解説

海外であいさつのときに交わされる「Hug(ハグ)」。友人や家族など親密な関係にある人にはもちろん、初対面の人にも親愛の情を示す意味でよく行われている行為です。しかし、「抱きしめる」という英語は、ハグだけではありません。今回は、いろいろな種類の「抱擁」をご紹介します。

HugとEmbraceの違いは?

ただ握手をするよりも、歓迎の気持ちを表現することができるハグ。欧米圏をはじめ、海外では一般的なあいさつの方法としてよく行われています。とりたてて深い意味はなく、男女を問わずどんな人に対しても行うことのできるハグは、とてもカジュアルなイメージです。

通常、あいさつのときに行われるハグは「Welcoming Hug」と呼ばれ、愛情表現として行われるハグは「Tight Hug」といいます。また、ふんわりとしたハグではなく力強いハグのことを「Big Hug」、さらに男性同士が行うような、がっしりと抱き合うハグのことを「Bear Hug」といいます。

一方、ハグとよく似た単語に「Embrace」がありますが、こちらは親しい間柄同士が行うものと限定的であり、ややフォーマルな表現です。誰に対しても行われる軽い気持ちを伴ったハグよりも、もっと温かい気持ちのこもった抱擁のことを指します。また、人や物を抱きしめるのではなく、なにかの機会や思想といった抽象的な事柄を受け入れるといいたいときには、「Embrace」が用いられます。

HugとCuddleの違いは?

「Cuddle」もハグと似たような意味を持ちますが、あいさつではなく、愛情表現の一つとして行われる抱擁のことを指します。ハグよりも長くて優しい抱擁のことを指し、座っている状態や寝そべっている状態で行われます。

「Cuddle」は、ぴったりと寄り添うという意味でも用いられている単語です。また、抱っこするという意味でも用いられていますから、子どもや猫などを抱っこするときに「Can I give her a cuddle?(抱っこしてもいい?)」などと用いることができるでしょう。

セクシャルな意味もあり、夫婦や恋人同士がイチャイチャしている様子を示すのにも用いられる「Cuddle」。恋人によしよしと優しく慰めてほしいときや、ちょっとイチャイチャしたいときには、「I need to cuddle with you」ということができるでしょう。

「Cuddle」は、ペットの猫や犬が甘えて、飼い主にぴったりと寄り添っていることを指すときにも用いられます。一般的に「Cuddle」は愛情表現からぴったりと相手に寄り添うという意味で用いられる場合が多いものの、寒さや心細さのために人に寄り添うという意味で使われることもあります。

さらに、「Cuddle Toy」という表現はぬいぐるみのことを指し、子どもが可愛がって大切にしているぬいぐるみのことを指すときに用いることができます。

HugとSnuggleの違いは?

ハグというよりは、「Cuddle」に近い意味を持つ「Snuggle」。あいさつや慰めからの抱擁というよりも、親子や夫婦、恋人同士がお互いにすり寄って、甘えている様子を示すのに用いられる単語です。

「Snuggle」は、日本でいうところのスキンシップに当たります。人肌が恋しくて、配偶者や恋人にギュッとしてほしいと思ったときには、「Will you snuggle with me?」と甘えることができるでしょう。

男女間の接触などセクシャルな意味で用いられる単語ですが、ペットの猫や犬に対しても用いることができます。ペットたちにとってはいい迷惑かもしれませんが、ふかふかのお腹に顔をうずめてスキンシップをはかりたいと思ったときにも、「I need to snuggle with you」といえます。

また、子どもやペットと心地良く、まったりと過ごす時間のことを「Snuggle Time」ともいいます。小さな子どもに本を読み聞かせているときや、子どもを膝に乗せて一緒に遊んだりテレビを見たりしているときなどに用いることができるでしょう。

「抱擁」という一つの言葉でも、関係性や状況によって使うべき言葉が違ってきます。間違いではないけど、適切ではない言葉を使ってしまうことがあるのではないでしょうか?出来るだけ、その状況にあった適切な言葉を使うことが大切です。Webで翻訳を使う際にも適切な言葉で翻訳出来るように、下記の各ページに書いてることに注意してご依頼してください。

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