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リスニングの勉強は毎日続けたほうがいい?

毎日、なにかを続ける習慣があるのはとてもすばらしいことです。忙しい日々を送っている方にとって毎日勉強を続けるのは、並大抵のことではないはず。ところで、リスニングの勉強を毎日続ければ、劇的にリスニング力を向上させることができるのでしょうか?今回は、リスニングの勉強をするときに意識したい点をご紹介します。

毎日勉強すればリスニング力はアップする?

「ローマは一日にして成らず(Rome was not built in a day)」、「塵も積もれば山となる(Many a little makes a mickle)」、「雨垂れ石を穿つ(Constant dropping wears away the stone)」。どれも、コツコツ地道になにかを続けることの大切さを説いたことわざですが、リスニングの勉強にも当てはまるのでしょうか?

ある調査では、毎日最低30分ほどリスニングの勉強を続けるのが効果的だとされています。また、リスニング力アップには、最低でも1000時間ほどリスニングの勉強をしなければならないともいわれています。これら一般的な見解をまとめると、リスニングの勉強は毎日したほうが良い、と結論付けることができるでしょう。ところが、毎日毎日リスニングの勉強をしても、一向にリスニング力が伸びないタイプの人がいます。

たくさんリスニングすれば上達する?

「毎日何時間もリスニングの勉強をしているのに、まったく聞き取れない」というのであれば、勉強の仕方が間違っているのかもしれません。その昔、聞き流し英語教材が流行った時代がありましたが、実際にあの種の教材で英語が問題なく聞き取れるようになった人はいったいどれくらいいるのでしょうか?

大抵の人は、「聞き流すだけでリスニングが上達するなら、これほど楽なことはない!」と意気込んでリスニング勉強に取り組んだはず。ところが、たくさんの人が途中で挫折する結果になりました。挫折した理由は人それぞれですが、その主な理由に「たくさん聞いてもリスニング力が上がった実感がなかったから」が挙げられます。

誤解のないようにいえば、たくさん聞くことは間違いではありませんし、毎日リスニングの勉強をすることは間違いではありません。むしろ、正しい方法でリスニングの勉強ができているのであれば、リスニング力はめきめきアップするはずです。ここで問題なのは、意味がわからないまま聞き続けることにあります。残念なことに、意味がわからないまま聞き続けても、意味がわかるようにはなりません。「聞き取れる」ようにはなるかもしれませんが、理解できるようになったとはいえないため、本当の意味で聞き取れている訳ではないのです。

まずは量より質を意識して

例えば、「paleontologist」という意味を知らない単語があったとしましょう。この単語を10時間、50時間と聞き続ければ、やがて意味がわかるようになるでしょうか。もしも意味がわかるようになったのであれば、それは奇跡です。リスニングを繰り返して単語が耳に残るようになったとしても、意味が理解できなければいつまで経ってもその先に進むことはできません。

リスニングの勉強をするに当たり、初級者の方であればまずリスニング時間の多さよりも、意味を把握しつつリスニングをし、聞き取れる(聞いて意味を理解できる)単語の数を増やす勉強を行うようおすすめします。聞き取れる単語の数を増やすには、単語を勉強しなければならないでしょう。

リスニング上達のコツを尋ねると、「知らない単語が登場してもいちいち気にしない」という意見があります。しかし、これが当てはまるのは知らない単語が出てきても前後の会話の流れで意味が理解できる人のみです。つまり、この助言は初級者の方には当てはまりません。リスニングを上達させたいのであれば、言語を聞く機会をたくさん捉えるのも大切ですが、それ以上にたくさん単語や熟語を覚える努力を払いましょう。

  

  

トルコ南部を震源とする地震について

このたび、トルコ南部で発生した大規模地震において亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。被災地の一日も早い復興を、株式会社インフォシード一同、心からお祈りしております。

下記にトルコ大使館への義援金の送金先をtwitterより転載させて頂きます。

  

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