多読に!P.G.ウッドハウスのおすすめ本・洋書をご紹介

英語上級者の多読におすすめなのが、 P.G.ウッドハウスの作品です。日本でも戦前から度々翻訳され、紹介されてきたウッドハウスは、20世紀最大のユーモア作家として知られています。とても多作な作家で、日本語に翻訳されていない作品もまだ多く、未翻訳の良作に出会えるため宝探しの気分が味わえます。

 P.G.ウッドハウスとは?

イギリスのユーモア作家である、P.G.ウッドハウス(Pelham Grenville Wodehouse)は、1881年にサリー州ギルフォードで誕生しました。幼少期は香港で育ち、多感な時期にイギリスの親族のもとに預けられます。20歳のときに香港上海銀行ロンドン支店に職を得ましたが、副業(小説執筆)のほうが銀行員の収入よりも多くなったため、2年後には退職し、小説家の道を歩むようになりました。彼の作品は、イギリスの図書館には必ずあるといって良いほど有名で、多作な作家として知られています。有名な作品に、執事ジーヴスシリーズ、ブランディングズ城シリーズ、マリナー氏シリーズ、新聞記者スミス氏シリーズがあります。また、趣味のゴルフにまつわる作品やエッセイなども手掛けました。

 P.G.ウッドハウスのおすすめ洋書

Joy in the Morning

1940年、フランス・パリの別荘にいたウッドハウスは、ナチス・ドイツ軍に連行されます。第二次世界大戦中のドイツ捕縛期間に執筆されたこの作品は、1947年に発表されました。ウッドハウスのシリーズ作品の中でも、大人気の「ジーヴス」もので、しっかり者の執事ジーヴスとうっかり者の主人バーティが、友人の結婚問題解決にひと肌脱ぐお話です。イギリスでの作品タイトルは「Joy in the Morning」ですが、アメリカでは「Jeeves in the Morning」となっています。

Something Fresh

1915年に出版されたこちらの作品は、エムズワース卿&ブランディングズ城シリーズ第一弾です。ブランディングス城主エムズワース卿の次男が結婚することになり、お相手の父親に会いに行くことになりますが、そこで大富豪ご自慢のエジプト製の貴重なスカラベをつい持って帰ってきてしまったことから、大騒動が起こります。日本では「ブランディングズ城のスカラベ騒動」というタイトルで、アメリカでは「Something New」というタイトルで出版されました。

Summer Lightning

1929年に出版された、エムズワース卿&ブランディングズ城シリーズ第四弾。エムズワース卿の愛する高貴なる飼い豚エンプレスが誘拐されたり、エムズワース卿の弟であるギャラハッド・スリープウッド閣下が執筆した回想録争奪戦が行われたり、身分違いの恋模様が展開されたりと、イギリスののどかな田園生活の中でドタバタ喜劇が勃発します。イギリスでは映画化、舞台化されたほどの人気作品です。アメリカでのタイトルは、「Fish Preferred」となっています。

Ukridge

1924年に出版されたこちらの作品は、魅力的で、野心的で、楽観的で、図々しく、限りなく詐欺師に近いユークリッジの活躍を描いたお話です。黄色いマッキントッシュコートを羽織り、いつも怪しい儲け話を持ち掛けてくるユークリッジが巻き起こす喜劇に、抱腹絶倒間違いなし。奇人ユークリッジは、ウッドハウスの描く数々の魅力的なキャラクターの中でも、もっとも強烈なキャラクターです。

The Pothunters

1902年に出版された、ウッドハウスの処女作(日本での作品名は「賞金ハンター」)です。クリケット場に侵入した何者かが、2つのカップを盗む事件が発生し、学校中が大騒ぎに。巧みな人物描写と類まれなストーリーテリングで、ぐいぐい作品の中に引き込まれます。イギリスのパブリックスクールの生活を描いたこちらの作品ですが、初めての作品でありながらも、すでにウッドハウス節が効いており、彼の作品の方向性がすでに決まっていたことを知ることができます。

  

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トルコ南部を震源とする地震について

このたび、トルコ南部で発生した大規模地震において亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。被災地の一日も早い復興を、株式会社インフォシード一同、心からお祈りしております。

下記にトルコ大使館への義援金の送金先をtwitterより転載させて頂きます。