非英語圏で英語が得意な国ランキング!気になる日本の順位は?

英語が国際共通語として当然のように使用されていますが、世界では非英語圏と呼ばれる国のほうが圧倒的に多いのではないでしょうか。しかし、非英語圏の中でも英語を得意とする国があるのも確かです。今回は、国際英語教育企業であるEF(Education First)が発表した英語が得意な非英語圏ラインキングをご紹介します。

調査対象の80カ国中、日本は37位で英語レベルは低い

EFが2017年に発表した、世界最大の英語能力ランキング。今回新しくアンゴラ、バングラデシュ、カメルーン、キューバ、ギリシャ、ナイジェリア、南アフリカの7カ国が参加し、全80カ国の英語能力が試されました。

結果、日本は80カ国中37位を記録し、残念ながら世界的にも英語の能力レベルが低い国であることが明らかになりました。

「そんなの改めて言われなくても知ってるよ」と反応される人もいらっしゃるかと思いますが、全体的に英語レベルが低かったとしてもしょげかえる必要はありません。

なぜなら、世界で活躍している日本人の数は多いからです。

少し古いですが、第二次世界大戦後、連合国軍総司令部の占領下にあった日本において、連合国総司令部との交渉役を務めた白洲次郎。

そして、チャップリンのお抱え運転手になり後には個人秘書にまでなった高野虎市など、素晴らしい英語力で活躍した人物はたくさん存在します。

ですから、全体としての英語レベルは低くても、きちんと学習しさえすれば必ず英語を身につけることができるという希望を持つことができるでしょう。

北欧と中欧が圧勝!

英語能力の調査結果の上位を占めたのは、北欧と中欧の国々でした。下記にその結果の一部を発表したいと思います。

1位 オランダ

2位 スウェーデン

3位 デンマーク

4位 ノルウェー

5位 シンガポール

見事、英語が得意な非英語圏の第一位を獲得したオランダですが、オランダ語と英語は似ている部分が多いといわれているので納得の結果かもしれません。

ただし、1位と5位にランクインしているオランダでもシンガポールでも、すべての人が英語を得意としている訳ではありません。

特に、シンガポールで独特の発展を遂げた英語「シングリッシュ」なんかは、「本当に英語なの?」と疑いたくなるレベルの英語です。

それでも、多民族国家で日本よりは英語が生活に息づいているため、英語を使用する機会が

多いことが英語力に貢献しているのかもしれませんね。

オランダも実践しているバイリンガル・スクールとは

英語力の高さを誇るオランダでは、どのような英語教育がなされているのでしょうか?

オランダにはバイリンガル・スクールの高校はもちろん、バイリンガル・スクールの小学校も存在します。

バイリンガル・スクールとは、母国語と外国語の2つの言語で授業が行われている学校のことをいいます。

2017年の時点では、18の小学校がバイリンガル試験校に指定されています。カリキュラムの30~50%が外国語で行われており、早期外国語教育を積極的に実施している国であることがわかるでしょう。

実は、早期外国語教育が盛んなオランダのVVTO校(1年生から外国語教育を導入している学校)では、英語以外にもスペイン語とフランス語の中から、学びたい言語を生徒自身で選択することが可能になっています。

中央ヨーロッパの小さな国であるオランダが、グローバル化の波に取り残されずにいる、むしろ英語力を武器にどんどん優秀な人材を輩出しているのは、政府が自国民の外国語教育に熱心だからなのではないでしょうか。

外国語を理解して話せるようになれば、世界は確実に広がります。多種多様な試みで英語力を伸ばしているオランダの創意工夫、日本にも導入されれば日本人の英語能力も飛躍的にアップするかもしれませんね。

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