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言語好きは必読!「翻訳できない世界のことば」がおもしろすぎる

世界には、他の言語に一言では翻訳できない言葉がたくさん存在しています。その一部が紹介されている「翻訳できない世界のことば」は、言語好きの人にとってたまらなく楽しい本です!

小さなブログから始まったベストセラー

2013年に当時19歳だった著者がブログに投稿した「翻訳できない世界の11の言葉」というイラスト入りの短い記事。それが世界中で人気となった「翻訳できない世界のことば」の原点です。小さなブログ記事が世界中のニュースサイトに載り、世界各国で絵本となりました。日本語版は2016年4月に刊行され、たったの5カ月で10万部を突破しました。

素敵な言葉であふれている!

本の中に収録されている言葉は、どれも素敵。どの言葉にもほっこりする絵と解説が添えられていて、言葉の後ろにある文化や人々の暮らしを想像しながら読み進めることができます。本にある素敵な言葉の中から、2つだけご紹介します。

○refsfeber(レースフェーベル)

スウェーデン語の名詞で、意味は「旅に出る直前、不安と期待が入り混じって、絶え間なく胸がドキドキすること」。日本語にこんな言葉はありませんが、この気持ちはわかりますよね。

○iktsuarpok(イクトゥアルポク)

イヌイット語の名詞で、意味は「だれか来ているのではないかと期待して、何度も何度も外に出て見てみること」。実際の単語には、ローマ字ではなくイヌイットの文字を使います。完全にイメージですが、イヌイットは外部の人(=新しい人)に会うことが少なそうなので、イヌイットらしい言葉に思えます。

言語好きの人には絶対読んでほしい!

日本語にはない世界の言葉を通して、まだ出会ったことのない/これからも出会うことのない人たちの暮らしや気持ちを想像して、頭の中で世界旅行ができる「翻訳できない世界のことば」。言語好きの人は、書店や図書館でぜひ手にとってみてくださいね。

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