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英語で読み解く世界の未来。使い捨ての消費文化が世界的な問題に

わたしたちを取り巻く環境問題は実にさまざまです。日々「なんとかしなくては」と思っていたとしても、個人としてどのように行動できるのかわからないという人も少なくありません。そのような場合、まずは深刻な現在の世界の状況に目を向けてみましょう。今回は、英語で読み解く世界の問題点についてご紹介します。

コリンズ英語辞典の2018年の単語は「Single-use」

流行語大賞を選出しているのは、なにもオックスフォード辞典だけではありません。イギリスのコリンズ社が発行しているコリンズ英語辞典は、2018年の単語を「Single-use」(使い捨て)に決定しました。

「Single-use」は、1回使用された後に廃棄されるプラスチック製品のことを表すのに使用されています。使い捨てのプラスチック製品の中には、レジ袋からストロー、飲み物のカップやカトラリーなどさまざまな種類の製品が存在します。

プラスチックが作られるようになったのは、わずか100年ほど前のこと。いまではプラスチック製品を使用することが当然のことになりすぎて、プラスチック製品がない生活なんて想像もつかないのではないでしょうか。

コリンズ英語辞典によると、2013年以降「Single-use」の使用頻度は4倍にも増加しており、使い捨ての消費文化がいかに世界的に浸透したことが良く理解できます。

海洋汚染は「Somebody else’s problem」ではない

現在、海のプラスチック汚染は深刻な環境問題となっています。世界では年間3億トンのプラスチック製品が生産されており、年間800万トンものゴミとなって捨てられたプラスチック製品が海に流れ込んでいると考えられています。

日本近海に浮かんでいるプラスチックは、世界平均の約27倍とも。紫外線や波の力で小さくなったマイクロプラスチックは、有害な化学物質を吸着しやすい性質を持っています。それらを魚が食べることにより、「Food Chain」(食物連鎖)の結果として人間の健康にも悪影響が及ぶようになります。

便利さゆえにプラスチック製品を使い捨てにしている人もまだまだ多いですが、プラスチック製品による海洋汚染はまさに「Somebody else’s problem」(他人事)ではありません。

「Plastic-Free Life」は可能か?世界中で使い捨てプラスチックが禁止に

世界中で、「Plastic-Free Life」運動が高まっています。EUでは、「Single-use」の削減を目標に、2030年までにすべてのプラスチック製品をリサイクルすることを宣言しました。世界の名だたる大企業のいくつかも、2025年までにプラスチックのパッケージを100%リサイクルする方針であることを明らかにしました。

プラスチック製品等による環境問題をなくすためには、「Reduce」「Reuse」「Recycle」の3Rが大切です。軽量で便利なプラスチック製品の使用に慣れてしまった現代人。そんなわたしたちの生活から完全にプラスチック製品を排除するのは、もはや不可能といえるのではないでしょうか。しかし、「Plastic-Free Life」を実現するためにも、無駄なプラスチックを減らし、何度も繰り返し使用するようにし、再び資源として利用することが求められます。

日本を含め、世界の国々でレジ袋追放運動が始まっています。これまでスーパーやコンビニなどで気軽に、「Can I have a bag?」(レジ袋もらえますか?)といっていたかもしれません。しかし、世界中で使い捨てプラスチックが禁止になってからはそうもいかないでしょう。

これを「Inconvenient」(不便)と感じるか当然のことと感じるかは、わたしたち個人の問題です。中には、エコを意識して生活している人のことを少し馬鹿にして、「Smart Aleck」(意識高い系の生意気な奴)と思う人もいるかもしれません。

しかしながら、使い捨てプラスチックによる環境問題は地球に暮らすわたしたちすべてにとって、「Clear and Present Danger」(いまそこにある危機)であることに間違いありません。

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