すっかりお馴染みになった自己啓発という言葉ですが、自己啓発本の売れ行きは現在でも好調なようです。今回は、自己啓発に関連する英語と共に、英語で読める自己啓発本のおすすめをご紹介します。
自己啓発を英語で?
アメリカから自己啓発が日本にもたらされたのは、1980年代のことです。自己開発を目的としたセミナーが開かれ、自分の能力を引き上げることに魅力を感じた人々を惹きつけました。万能感を与える訓練法はアメリカで社会問題にまで発展しましたが、時代と共に自己啓発に対する人々の捉え方は少しづつ姿を変えていき、現在に至るまで広く浸透しています。
自己啓発は英語でSelf development、Self-improvement 、Personal development、Self-Enlightenmentなどと呼ばれています。Self-Enlightenmentは、宗教的、哲学的な意味を含むようです。他にも関連する英語として、Self-AwarenessやSelf-Actualization、Self-Realization、Personal growthなどの言葉を挙げることができます。自己啓発はもちろん、自己開発や自己実現と聞くと大袈裟でちょっぴり胡散臭く感じてしまう人もいるかもしれませんが、じつはキャリアアップを図ることも自己啓発の一部です。
いかにも英語らしく聞こえるキャリアップですが、実際には和製英語なので気をつけましょう。キャリアアップは英語でCareer advancementと言うことができ、Career advancement opportunities(キャリアアップの機会)などと使用することができます。
英語の自己啓発本(Self Improvement Books)のおすすめ5選
『Whatcha Gonna Do with That Duck? 』 by Seth Godin
パーミッション・マーケティングを提唱したセス・ゴーディン氏のブログ記事を一冊にまとめたこの作品では、誰もが今まで考えたことがないような質問が繰り出されており、新しい視点を開くことを目指せます。「パーミッション・マーケティング(Permission marketing: turning strangers into friends, and friends into customers)」や「紫の牛を売れ(Purple Cow: Transform Your Business by Being Remarkable)」など、これまでに多数の著書を執筆してきた彼の新作は、ビジネスに役立てたい人、常識破りな発想を身に付けたい人におすすめです。
『Fooled by Randomness』 by Nassim Nicholas Taleb
本作は、ニューヨークのウォール街で長年働いた後、金融研究センターの職員や大学教授、作家として活躍するナシム・ニコラス・タレブ氏の2001年に発表された作品です。2008年には、「まぐれ:投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか」と言うタイトルの日本語訳本もリリースされました。20年前も昔の本ですが、偶然や運と人間の感情の関係を鮮やかに描き、わたしたちをリスクに立ち向かうために備えさせる素晴らしい一冊です。
『The 48 Laws of Power』 by Robert Greene
アメリカの作家であるロバート・グリーン氏による本作は、アメリカで120万部以上も売り上げた、ニューヨークタイムズのベストセラーです。1998年に出版され、24の言語に翻訳されました。日本では「権力に翻弄されないための48の法則」のタイトルで知られており、各法則ごとに歴史上の成功例と失敗例が取り上げられています。自己啓発本としては当然ながら、読み物としても興味深く、原書と翻訳本を読み比べてみるのも良いかもしれません。
『The 7 Habits of Highly Effective People 』 by Stephen. R. Covey
スティーブン・R・コヴィー氏による自己啓発本の大ベストセラーです。生前は世界的に影響を持つ経営コンサルタントだった彼は、本書で習慣の力が持つ偉大さについて述べました。7つの習慣の中には、Be Proactive、Begin with the End in Mind、Put First Things First、Think Win/Winなどがあり、これらを身に付けて実行することの大切さを説いています。
『Eat That Frog!』 by Brian Tracy
こちらは、超有名ビジネスコンサルタントで、営業の神様と呼ばれているブライアン・トレーシー氏の著作です。日本語の翻訳本のタイトルは、ずばり「カエルを食べてしまえ!」。かなりインパクトのあるタイトルの自己啓発本ですが、とてもわかりやすいので原書もスラスラ読めてしまうでしょう。
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