【秋と言えば…?】秋の風物詩は英語でなんて言うの?

夏が終われば、やがて過ごしやすい秋の季節が到来します。秋と言えば、「味覚の秋」に「読書の秋」、さらに「運動の秋」など、人それぞれに楽しみ方があるのではないでしょうか。そこで今回は、秋の風物詩を英語で説明する方法をご紹介します。

「お芋堀り」は英語で?

幼稚園や小学校では、体験学習の一環として、秋の「お芋掘り」を実施しているところも多いのではないでしょうか。簡単に見えますが、さつまいもを傷つけないように掘り出すのは意外と難しく、ちょっとしたコツが要るものです。芋掘りを英語では、「Digging up sweet potatoes」や「Harvesting sweet potatoes」と説明できるでしょう。

国民的行楽行事の紅葉狩り

紅葉狩りが始まったのは、平安時代だといわれています。平安貴族たちは紅葉を見て和歌を詠みましたが、赤く染まった紅葉は彼らに「無常」を感じさせるものでした。現在のように、紅葉を鑑賞すること自体を楽しむようになったのは室町時代以降で、人気の行楽行事となったのは江戸時代中頃なのだそう。もちろん、世界には紅葉を愛でる土地や地域もあるようですが、紅葉狩りを国民的行楽として楽しむのは日本のみだといっても過言ではありません。

紅葉狩りのことを「Leaf peeping」といえますが、どちらかと言えば、会話の中ではほとんど使用されておらず、ネイティブにとってはあまり耳馴染みのない言葉だといえるでしょう。また、スラングをたくさん収録しているオンライン辞書サイトの「Urban Dictionary」の「Leaf peeping」の項には、かなり下品な意味が載せられていました。そのため、紅葉を鑑賞することを英語で説明するのであれば、「To go and see the fall colors」と分かりやすく述べたほうが良いかもしれません。

楽しい思い出作りに欠かせない文化祭

秋といえば、文化祭シーズンです。文化祭は英語で「Culture festival」ですが、学校行事の一つであることを強調して、「School festival」とも訳すことができるでしょう。感謝祭やハロウィンなど秋のイベントが多い海外ですが、学生たちが一丸となって取り組む文化祭や学園祭のようなイベントはないのだとか。

アメリカの大学には「Home coming」という学園祭に相当するイベントがありますが、どちらかといえばスポーツとダンスがメインで、卒業生も参加するため同窓会のような雰囲気に。日本のアニメで文化祭を知った海外の人たちにとって、文化祭は憧れのイベントとなっているようです。

収穫を感謝するお月見

十五夜には、お月見をするご家庭も多いのではないでしょうか。魔除けとして、さらには稲穂の代わりとしてススキを飾り、月見団子に舌鼓を打つのが日本のお月見です。お月見はただ美しい月を愛でるだけではなく、お供え物を用意して、収穫への感謝を捧げる目的で行われています。英語では「Moon viewing」や「Full moon viewing」と呼ばれていますが、日本通の海外の人の間では「Tsukimi」でも十分通じます。

中国から伝わった風習ですが、香港や台湾、ベトナムにもお月見があるのだとか。しかし、海外のお月見は、日本のお月見のように静かで厳かな雰囲気で執り行われるというよりも、とても賑やかな一大イベントとなっています。

秋の味覚といえばサンマ

秋は、マツタケや栗、さつまいもなど秋ならではの食べ物が盛りだくさんです。山の幸もいいですが、海の幸・サンマを忘れてはなりません。英語では「Saury」と呼ばれるサンマ。日本だけがサンマを食べているのかと思ったら、中国や韓国でも食されているようです。

「きっと昔の日本人たちも、サンマを焼くにおいに唾を飲んだに違いない」と思うかもしれませんが、意外にもサンマを食べ始めたのは江戸時代初期頃のこと。しかし、その当時の人々はサンマのことを下品な魚として嫌っていたのだそう。サンマが好まれるようになったのは、なんと近代に入ってからだといいます。

今年は新型コロナの影響で文化祭や運動会などの秋のイベントも開催出来ないと思われます。秋の代表格であるサンマも今年も不漁で、庶民の味覚だったサンマが高級魚になってしまうかもしれません。コロナやサンマの不漁などがある今年ですが、そんな時だからこそ秋を楽しみませんか?悪いことばかり考えてると精神が病んできます。まだまだ暑いですが、秋を満喫するために今から計画を立てましょう。

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