【洋書で読むミステリー】おすすめ海外ミステリー小説7選

 

海外ミステリー小説はシリーズものが多く、一度ハマれば長く楽しめるのがメリットです。日本語に翻訳されている作品もたくさんありますが、作品の中にはまだ翻訳されていないものも。お気に入りのミステリー小説を見つけて、英語の勉強に活かしてみましょう。

 

■  The Châtelet Apprentice  by Jean-François Parot

18世紀のフランス・パリを舞台に、ブルターニュ出身の見習い警視ニコラが、とある警視の失踪事件を追います。ナイーブで生真面目な性格のニコラは、事件を解決しようと奮闘しますが、やがて事件は思わぬ展開になって…。ミステリーとしてはもちろん、時代小説としても楽しめるのは、しっかり時代考証がされているからでしょう。ルイ15世やポンパドゥール夫人、死刑執行人のサンソンなど、歴史上の実在人物が登場します。英訳版は6作目までリリースされていますが、本国フランスでは12作目まで発売されています。

 

■  The Keeper of Lost Causes  by Jussi Adler-Olsen

デンマーク発の警察小説「特捜部Q」シリーズの第一作です。新部署を任されることになったカール・マーク警部補は、5年前に起こった美人女性議員の失踪事件を再捜査することに。一度は自殺として片付けられた事件ですが、女性の死体はいまだ発見されていません。謎多き部下のアサドと共に、捜査に乗り出しますが…。シリアスなストーリー展開ですが、カールとアサドの掛け合いが面白く、新作が待ち遠しくなるシリーズです。現在、英語版では8作目まで発売されています。

 

■  Faceless Killers  by Henning Mankell

スウェーデン・イースタッド警察署の刑事クルト・ヴァランダーは、何者かに襲撃された老夫婦のもとに駆け付けます。外国人が絡んだ犯行として捜査が行われることになりますが…。スウェーデンの移民問題に切り込んだ本作は、刑事ヴァランダーシリーズの記念すべき第一作です。私生活を犠牲にしてまで警察官の仕事に打ち込んできた、昔気質で不器用なクルト・ヴァランダー。読み進めるうちに、地道な捜査活動を行うヴァランダーと一緒に行動しているかのような錯覚に陥ります。作者のヘニング・マンケルは、2015年にこの世を去りましたが、刑事ヴァランダーシリーズは、11作目までリリースされています。

 

■  Echoes from the Dead  by Johan Theorin

スウェーデンのエーランド島を舞台にしたミステリー四部作の第一作目です。20年前に失踪した男の子の靴が、祖父であるイェルロフのもとに送られてきました。彼は、事件をきっかけに疎遠になってしまった娘に連絡をしますが…。派手なアクションや猟奇的なシーンはまったくなく、静かにゆっくりと物語は進行します。人物の心情や自然の描写が丁寧で、心に染み入るようなミステリーです。

 

■  A Touch of Frost  by R.D. Wingfield

ロンドン郊外のデントン警察署に所属しているフロスト警部は、だらしない恰好をして下品なジョークを飛ばす曲者ですが、ひと度事件が起こると不眠不休で働く仕事中毒人間に早変わりします。同僚の退職パーティーに出席したいフロスト警部ですが、公衆トイレで死体が発見されたのを皮切りに、誘拐事件や強盗、ひき逃げ事件が次々と発生して…。厚みのある本なので読了できるか心配になりますが、読み始めればテンポよく進むストーリーと個性的すぎるフロスト警部の人間的魅力に、グイグイ引き込まれること間違いなしですよ。

 

■  The Killings at Badger’s Drift  by Caroline Graham

イギリスの田舎町ミッドサマー(架空の町)に住むバーナビー警部は、庭いじりを趣味に持つ実直で温厚な人物です。自然死に思えた老女の死が殺人だとわかり、捜査を開始したバーナビー警部。調べを進めるうちに、犯罪とは無縁に見える田舎町に暮らす住人たちの秘密が徐々に暴かれていきます。

 

■  Pen 33  by Anders Roslund

スウェーデン・ストックホルム市警のエーヴェルト・グレーンス警部シリーズの第一作です。護送中に脱走した連続殺人犯を追うグレーンス警部でしたが、犯人の魔の手は次のターゲットに迫っていて…。スリリングな展開にページを繰る手が止まらなくなりますが、ショックな描写もあるためコージーミステリーが好きなタイプにはおすすめしません。

 

昨年末より新型コロナウィルスの感染者が一気に増えてきました。PCR検査も100%ではないので、偽陰性や偽陽性があるので、本当の感染者数は分かりませんが。感染者数を増やさない為には、政府や都道府県で出来ることはほんの少ししかなく、国民一人一人が密を避け、換気をし、手洗いをし、家族以外との飲食を避けなければなりません。再度、緊急事態宣言が発令されましたので、再度自宅で過ごす時間が長くなると思います。そんな時に楽しみながら英語力を伸ばせる読書はどうでしょうか?緊急事態宣言が発令されましたが、Webで翻訳はインターネット上ですべて完結出来ますので、是非ご利用ください。

 

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