恐竜博士になれるかも?おすすめの恐竜や古生物に関する洋書のおすすめ

いまから2億3000万年前、もしくは2億5000万年前から、地球に存在していたとされる恐竜たち。太古の時代の生物でありながらも、恐竜に関する映画やドラマは数多く、彼らの存在はいまでもわたしたちの心を掴んで離しません。今回は、ロマン溢れる恐竜に関連した洋書をご紹介します。

The Rise and Reign of the Mammals: A New History, from the Shadow of the Dinosaurs to Us

2022年6月に刊行されたこちらの本は、古生物学界のベストセラー作家であり、現役古生物学者であるSteve Brusatte氏によって執筆されました。世界中に赴いて恐竜の化石を発掘しつつも、執筆活動やテレビ番組出演等も精力的にこなすSteve Brusatte氏は、これまでに15種以上もの新種を命名した、古生物学界のスーパースターです。2018年刊行の「The Rise and Fall of the Dinosaurs」は、ニューヨークタイムズ紙、イギリスのサンデータイムズ紙、カナダのグローブ&メールのベストセラーとなりました。

そんなSteve Brusatte氏の新作となる本書は、哺乳類の驚くべき歴史に光が当てられており、2022年全米ベストセラー、2022年ベスト科学書に選ばれています。科学書ではありながらも、優れたストーリーテリングで読者を飽きさせない力量はさすがとしか言いようがありません。前作では恐竜について、本作では「恐竜が絶滅した後、世界はどうなったの?」という疑問に答える本作。さまざまな種類の哺乳類・古生物の歴史にスポットが当てられているため、恐竜好きならぜひ前作もチェックすることをおすすめします。

My Beloved Brontosaurus: On the Road with Old Bones, New Science, and Our Favorite Dinosaurs

科学ジャーナリストのBrian Switek氏(現在はRILEY BLACKの名前で活躍中)は、小さな頃から大の化石ファンでした。熱烈なる恐竜愛・化石愛はとどまることを知らず、数々の興味深い本を執筆する大きな原動力となります。上記は、ナショナルジオグラフィックの公式ブログ「Laelaps」の執筆者でもあるBrian Switek氏が、2014年に刊行した書籍です。本書は、アパトサウルスの性生活からTレックスの体表の謎、そしてどうして恐竜が地球上から消えてしまったかまで、恐竜好きの方や科学の進歩に興味がある方にはワクワクがとまらない話がいっぱい詰まっています。

タイトルにあるブロントサウルスですが、この恐竜は1880年代に、アメリカの古生物学者・オスニエル・チャールズ・マーシュ氏によって発見されました。1903年には、アパトサウルスの一種とされ、ブロントサウルスではなくアパトサウルスと呼ばれるようになります。ところが、2015年にポルトガルのリスボン新大学のエマニュエル・チョップ教授らチームが再研究したところによると、アパトサウルスとは異なる特徴が見られるため、やはりブロントサウルスは存在したのでは?という見解が明らかにされました。ブロントサウルスが実在したのかどうかは未だはっきりしていませんが、本書は失われた世界に思いを馳せながら、じっくり読みたい本です。

Dinotopia: A Land Apart from Time – The 20th Anniversary Edition

恐竜と人間が共存する不思議な世界が描かれた「Dinotopia」は、出版後瞬く間にニューヨークタイムズ紙のベストセラーとなりました。本書は、1992年に出版されたJames Gurney氏の本の20周年記念エディションとして出版されたものです。知的な恐竜たちと人間が暮らす世界に訪れた旅行者の冒険が日記形式で綴られており、美しく魅力的なイラストと共に読む人の想像力を掻き立てます。

イラストレーターのJames Gurney氏は、米国郵政公社発行の「World of Dinosaurs」の切手デザインを手掛けたほか、ナショナルジオグラフィック誌で、ペルーの古代文明であるモチェ、北アフリカの古代文明クシュ、紀元前8世紀から紀元前1世紀に栄えたとされるエトルリア文明の復元画を担当した経歴を持ちます。彼の作品は高く評価されており、ヒューゴー賞、ワールド・ファンタジー賞などを受賞。生き生きとした恐竜の姿が描かれた本書は、プレゼントにもおすすめです。

  

  

トルコ南部を震源とする地震について

このたび、トルコ南部で発生した大規模地震において亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。被災地の一日も早い復興を、株式会社インフォシード一同、心からお祈りしております。

下記にトルコ大使館への義援金の送金先をtwitterより転載させて頂きます。

  

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