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外国人観光客向けに何を翻訳したら良いのか迷いませんか?

インバンド需要も急回復を見せており、8月にはコロナ前の19年同月の水準を上回る見通しだということです。交通インフラの利便性や観光資源の豊さなどで日本を訪れる外国人は益々増えていくことが予想されます。多くの観光地、飲食店では外国人観光客を呼び込もうと施設を整え、施設案内やメニューなどを外国語に翻訳しています。交通インフラの面では案内板などは英語表記されているため、比較的利用やしやすいですが、多くの飲食店ではまだまだメニューが翻訳されておらず、せっかく来日したのに食事はコンビニで全部済ましてしまう外国人観光客もおります。では、どんなことを翻訳すれば良いのかをご紹介します。

メニューの翻訳

当たり前かと思われるかも知れませんが、これがまず第一歩です。メニューが読めないと自信が何を頼んでいるのかが分かりません。新しいものにチャレンジしたいと思っても言葉が分からず、メニューも読めず断念する人が多くいます。外国人観光客の方は「寿司」「天ぷら」「ラーメン」「刺身」「たこ焼き」などが思い付きますが、もちろん前に挙げたものも人気がありますが、食べてもらうと美味しいって喜んでもらえるのが「うなぎ」「お好み焼き」「枝豆」「とんかつ」「すき焼き」「牛丼」「しゃぶしゃぶ」「鉄板焼き」「そば」「焼き肉」などがあります。自身のお店が提供している食事が外国人に合わないのではと思うかも知れませんが、海外に行って他の人が知らないものを食べることで友達に自慢できたり、土産話が出来たりするのでチャレンジしたいと思っている人は多くいます。メニューを翻訳して外国語メニューがあるということをアピールすれば、スムーズに外国人の方が注文でき、お店側も接客が楽になり、集客にもつながります。また、「本日のおすすめ」はほとんどのお店で翻訳を提供しておりませんが、「本日のおすすめ」を翻訳することもお勧めいたします。

食べ方、使い方を翻訳

意外と多いのがメニューだけ翻訳をして満足してしまうことです。これからの訪日外国人需要を考えるとメニューの翻訳は必須となってくるでしょう。ただ、メニューだけを翻訳するだけではなく、食べ方、楽しみ方、使い方がわかるように翻訳すると良いでしょう。街で見かけたことがあるのですが、外国人観光客がそばを食べた後に従業員の方が蕎麦湯をテーブルに置いて行きました。日本在住の外国人の方が同席しており、蕎麦湯について説明をしていましたが、勘違いしていたのかお茶を飲んだ後の湯呑みに蕎麦湯を入れ、そのまま飲むように教えていました。蕎麦湯を持ってくる時に、一緒に蕎麦湯の飲み方が書いた紙でも渡してあげれば蕎麦湯の楽しみ方を分かってもらえたと思います。たったこのような少しのことで、外国人観光客が訪れる店になります。今の時代、TwitterやInstagramなどのSNSですぐに情報は拡散します。また、帰国して友達との会話で食べ方が書いてあって便利だったなどのことを話すかも知れません。日本国内において丁寧な接客は当たり前となっております。丁寧なだけじゃなく、食事を楽しんでもらえるようにすることも大切なことです。

回転寿司やファミレスで並んでいる時に、番号札を取って待つお店もあります。正直言いますと普段回転寿司やファミレスに行かない人は日本人であっても分かりづらいものです。それが日本語だけで表示されていたら外国人がわかるでしょうか?タッチパネルが設置されているとことであればタッチパネルを弄れば外国語で表示することもできますが、多くの外国人の方は勝手にタッチパネルを操作してよいのか迷ってしまいます。その時点で諦めてしまう外国人の方も多々おります。タッチパネルまで誘導する文章があればそのような方を逃すことはないでしょう。また回転寿司でよくあることですが、回っている寿司を取って良いのか、自分がタッチパネルで頼んだものがどのように届くのかが分からないという話もよく聞きます。ふだん回転寿司に行かない人や年配の方と外国人の方が困ったり迷ったりする内容は似ています。直接外国人にインタビュー出来なくても、回転寿司に行かない人や年配の方に聞いてみてシステムの改善、翻訳すべきことをピックアップするのも良いでしょう。

初めて日本に来た外国人は日本のトイレに感動すると聞きます。便座が暖かくていろいろな機能がついて便利だということです。ただ、ボタンがたくさんあり過ぎてトイレの流し方が分からないという人もいるようです。ボタンに絵が書いてあってもそれが何を意味するのかがわからないという人も沢山います。トイレ内の壁に使い方をいっぱい書いておくのも考えものですので、何らかの良い方法を考えて分かるようにしてあげるのも大切ですね。

  

メニューを翻訳が必要な理由は、外国人の人がわかりやすいということだけではありません。エビやそば、その他食品のアレルギー体質の方がいます。それが理由で新しい食事にチャレンジすることができない人もいます。メニューを翻訳し、アレルギー食品の表示をすることで、お店側も安心して料理を提供出来ます。訪日外国人の方もアレルギーに心配しないで新しい日本食を食べることが出来ます。翻訳する箇所を取捨選択して、効率よく訪日外国人の方が入りやすい店舗を目指しましょう。

  

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