リスニング勉強を継続するコツは、楽しむことです。映画やドラマを見ながら勉強する人もいるかもしれませんが、リアリティ番組もリスニングの勉強に最適な教材になります。今回は、なぜリアリティ番組がリスニング強化に効果的なのかについて、さらにおすすめの海外リアリティ番組をご紹介します。
■リスニングの勉強にリアリティ番組が使える！
・リアリティ番組とは？
リアリティ番組のことを英語ではReality TelevisionやReality Television Programs、もしくはReality TV ShowsやReality Showsといいます。コリンズ英語辞典によると、Reality TV is a type of television programming which aims to show how ordinary people behave in everyday life, or in situations, often created by the programme makers, which are intended to represent everyday life.（リアリティTVとは一般人が日常生活の中で、または番組制作者によって作られた状況の中でどのように行動するか見せることを目的としたテレビ番組の一種）とのこと。
基本的に、事前に台本がない（ほとんどの場合は台本ありかも？）リアリティ番組ではどんな展開になるのか予測もつかず、そこが番組の見どころになっています。ドキュメンタリー番組とよく似ていますが、リアリティ番組のほうが娯楽色が濃く、面白おかしく番組を楽しめるのではないでしょうか。
・リアリティ番組をリスニングするときの注意点は？
海外のリアリティ番組は、会話力を磨きたい人やリスニングを向上させたい人にぴったりの教材です。ナレーションによる語りで話が進むドキュメンタリーよりも、リアリティ番組は登場人物たちの会話を中心に物語が展開していくので、生きた英語を学べるでしょう。過去のドラマや映画もリスニング教材として使えますが、いま聞くと古臭い表現が使われていることも。その点、いま人気のリアリティ番組はリアルタイムで使用されている表現を学ぶのに最適です。
リアリティ番組でリスニングの勉強は可能ですが、番組内で行われている会話にはスラングが多く登場します。スラングの中には下品なもの、人前で使用するのが憚られるようなものも少なくありません。リスニング練習のため、語彙数を増やすためだけにリアリティ番組を学習に利用するのは有用ですが、番組鑑賞中に覚えた表現を実際に使ってみる際には十分注意しましょう。
■おすすめの海外リアリティ番組
・ビジネス系リアリティ番組なら『Selling Sunset』
『Selling Sunset』は、ロサンゼルスの不動産会社に勤める美しい女性社員たちが、同僚たちを出し抜きながら、富裕層をターゲットにあの手この手で豪邸売り込む様子が映し出されています。キラキラした世界で繰り広げられる美女たちのマウントの取り合いは、見ているだけで胃が痛くなりますが、ビジネス用語がたくさん使われていますからリスニング学習のための良い教材になるでしょう。
・恋愛系リアリティ番組なら『Love Is Blind』
リアリティ番組の中でも人気が高い恋愛系リアリティ番組ですが、海外の恋愛系リアリティ番組は過激なものが多く、そのドロドロさ具合と下品さに見ていて疲れてしまうなんてことも。そのため、恋愛系リアリティ番組を敬遠する人もいるのではないでしょうか。しかし、恋愛系リアリティ番組は会話が多く、リスニング強化のための良い教材になります。
恋愛系リアリティ番組が苦手なら、Netflixで配信された『Love Is Blind』はいかがでしょうか？『Love Is Blind』は、結婚願望のある男女が、お互いの顔が見えない状態で愛を育んでいく様子が映し出されたリアリティ番組です。カップルになって初めてお互いの顔を見ることが許されるルールですが、はたして相手の顔を見た後もカップルのままでいられるのでしょうか…。
・サバイバル系リアリティ番組なら『I’m a Celebrity, Get Me Out of Here！』
とても面白いのに、なぜか日本では放送・配信されていないサバイバル系リアリティ番組『I’m a Celebrity, Get Me Out of Here！』ですが、VPNサービスを使って海外の動画配信サービスに登録すれば視聴可能です。『I’m a Celebrity, Get Me Out of Here！』は、ジャングルでサバイバル生活をすることになったセレブリティたちが、どのように「ジャングルの王者」になっていくのかが映し出されています。
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