リスニングに集中できない理由は?対策方法をご紹介

リスニングをしているときに、なぜか集中できないという方がいます。リスニングに集中できない理由はいくつか考えられますが、今回はその理由と対策方法をご紹介します。

集中しないとリスニングはできない

ある言語がペラペラになると、集中していなくてもリスニングできると考える方もいるようです。しかしながら、ぼうっとしているときに日本語で話しかけられて、「え?」と聞き返した経験がある方は多いのではないでしょうか?話しかけられたのが日本語ではなく、聞きなれない外国語であればなおさらです。

このことからもわかる通り、リスニングするには集中力が欠かせません。また、リスニングを上達させたいのであれば集中して言語を聞いたほうが、上達が早いといわれています。ところが、リスニングをしているときに集中できない、という問題にぶつかることがあります。

リス二ング時に集中できない理由と対策

日本語訳してしまう

リスニングをしているときに、頭の中で外国語を日本語に変換しているなら、集中力は切れてしまいます。きれいな日本語に訳してから理解しようとすればするほど、話されている内容に追いつけなくなり、うやむやになってしまうことも。対策としてできることは、頭の中で日本語に訳さず、外国語を聞いてそのまま理解できるようにトレーニングしましょう。例えば、英語を英語のまま理解するためには、たくさんの英語に触れる必要があります。ボキャブラリーを増やすのはもちろん、シャドーイングなど音読系の練習も行えば、徐々に理解できるようになるでしょう。

完璧を目指してしまう

リス二ングをしているときに完璧を目指してしまうと、集中力が保てず、途中で理解が追い付かなくなる場合があります。とくに日本人には、完璧主義者が多いといわれています。勤勉で完璧主義なことは、すばらしいことです。しかしながら、リスニングにおいて完璧主義を発揮して、一字一句すべて聞き取ろうと躍起になっていると、なかなかリスニングは上達しないでしょう。完璧を目指すと心が折れて自信がなくなり、やがてリスニング学習自体をやめてしまうことになりかねません。対策としては、リスニング学習初心者のうちは、完璧主義を捨てること。リスニングが少しでもわかれば、自分を褒めてあげるマインドを持つようにしたいですね。

言語野の形成ができていない

脳の言語に関連する部位を言語中枢といい、言語中枢はブローカ中枢とウェルニッケ中枢に分けられます。音声言語を理解する役割を持つのはウェルニッケ中枢で、外国語を聞き取って理解するためには、この部分にその外国語の言語野を形成しなければなりません。リスニング時に集中できない、聞き取れないのはまだ言語野ができていないからかもしれず、言語野を形成するためにもリスニング量を増やす必要があります。

脳疲労のせいでリスニングに集中できない場合も

大脳の前部に位置する前頭葉ですが、前頭葉の大部分を占める前頭前野は、大脳の約30%を占める大きな部分です。前頭前野の役割は、考えたり、判断したり、応用したり、感情をコントロールしたりすること。視覚や聴覚から受け取った情報を処理するのも、この前頭前野の部分です。

わたしたちは情報を処理するときに、反射的に情報を処理する機能とじっくり思考しながら処理する機能という2つの機能を使用します。YouTubeやInstagram、TwitterやTikTokなど、スマホでSNSサービスを利用する人は多いかもしれませんが、何時間もスマホを利用し続けることで、反射的に情報を処理する機能ばかりを使うことになり、脳がヘトヘトに疲れてしまう場合が。

脳疲労が起こると、やる気の低下や集中力の低下に繋がります。情報過多で常に脳疲労の状態では、リスニングに集中できないのも当然なのではないでしょうか。もしもリスニング力を伸ばしたいと考えているのであれば、集中力を高めるためにも、まずは脳疲労を解決する必要があるかもしれません。

  

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トルコ南部を震源とする地震について

このたび、トルコ南部で発生した大規模地震において亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。被災地の一日も早い復興を、株式会社インフォシード一同、心からお祈りしております。

下記にトルコ大使館への義援金の送金先をtwitterより転載させて頂きます。