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防災の日があるのは日本だけ?英語で避難訓練はなんていうの?

9月1日は防災の日と定められています。ひと口に防災の日といっても、なにをすればいいのかわからないという人もいるのではないでしょうか。日頃はあまり意識していないかもしれませんが、防災の日には防災グッズの点検や避難訓練の実施、防災計画を見直す良い機会です。そこで今回は、防災の日にまつわる英語を学んで、防災への意識を高めてみましょう。

9月1日は防災の日

防災の日は英語で、 Disaster Prevention Dayです。防災とは、台風や地震などの自然災害をはじめ、人為的な事故による災害から被害を受けないようにする取り組みのことを指します。日本では9月1日が防災の日に制定されていますが、これは1923年(大正12年)9月1日に起きた関東大震災に由来しています。地震大国と言われる日本ですが、これまで起きた地震の中で一番大きかったのは、1707年(宝永4年、江戸時代)に起きた宝永地震です。また、内陸(直下型地震)で起こった地震の中でもっとも大きかったのは、1891年(明治24年)の濃尾地震だといわれています。

大正時代に起きた関東大震災はマグニチュード7.9と推定され、宝永地震や濃尾地震よりも規模は小さいながらも、死者や行方不明者の数は約10万5千人にものぼり、大きな被害が出ました。関東大震災はお昼時に起きたため、多くの家庭で火が使われており、火事による被害が大きかったのが特徴です。火事による被害は、正しい対処法である程度防げますから、防災の日や防災週間に防災意識を高めておくことは大切でしょう。

防災の日は日本独自のもの

防災の日は日本独自に制定されたものですが、毎年10月13日は国際防災デーとして知られています。1989年に制定された国際防災デーも日本の防災の日と同じく、自然災害の軽減を目的にした日です。国際防災デーは英語で International Day for Disaster Risk Reductionといい、2021年は「開発途上国の災害リスクと災害損失の低減に向けた国際協力 」に焦点が当てられました。

国連防災機関が事務局となって開催される、国際的な防災戦略を議論する国連防災世界会議(World Conference on Disaster Risk Reduction、 WCDRR)は、10年ごとに開かれます。この会議には国連加盟国が参加し、10年間の防災成果や今後10年の防災に関する課題について話し合いが行われます。

国連防災世界会議の会議はこれまで3回行われていますが、いずれも日本で開催されています。第4回目となる国連防災世界会議は2025年に開催予定ですが、もしかすると日本で開催されるかもしれませんね。

英語で避難訓練は?

防災の日は、防災グッズを点検する良い機会でもあります。災害が起こったときに役立つアイテムや備蓄品の賞味期限をチェックしておくことは大切なことですが、ついうっかり忘れてしまうなんてこともしばしば。防災の日にチェックするように心掛けておくなら、いざというときに助かるでしょう。防災グッズは英語でemergency kit、survival kit、 emergency survival kit、emergency supplies kitなどといいます。

また、防災の日には日本各地で防災イベントが行われます。もしかすると、学校や職場で避難訓練をした経験がある人も多いのではないでしょうか。最近では、火災・地震などを想定した訓練のほかにも、不審者が侵入した場合を想定した訓練も行われているようです。ちなみに海外でも避難訓練は行われているところがあり、英語ではsafety drillや emergency drillなどと呼ばれています。 「避難訓練なんて面倒だ…」などと思ってしまうかもしれませんが、避難訓練を行わないと消防法に違反することになり、違反を放置し続けると罰金や禁錮といった罰則が科せられる場合も。避難訓練をきちんと行うことは自分の命はもちろん、周囲の人々の命を救うことに繋がりますから、しっかり取り組むようにしたいですね。

  

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