海外旅行中には、トイレで苦労する人も少なくないでしょう。日本の公共トイレとあまりにも違う海外のトイレ事情に、多くの人が驚くのも不思議ではありません。今回は、海外旅行で遭遇するであろうトイレ問題とその対処法についてご紹介します。
海外旅行で起こるトイレ問題と対処方
美しい観光地にあるトイレが、必ずしも美しいとは限らないもの。海外旅行に行く際には、携帯用ハンドソープやビニール袋などをカバンに入れておくと良いかもしれません。日本ではまずあり得ない状況を目の当たりにして困ることがないよう、事前にトラブルシューティングをしておきましょう。
トイレが汚い
海外旅行に行くと、あまりのトイレの汚さにショックを受けることがあります。トイレが水浸しであることも少なくありませんから、バッグの中に使い捨てのビニール製靴カバーかビニール袋を何枚かしのばせておくと良いでしょう。
トイレットペーパーが流せない
海外旅行に行くと、日本の常識や習慣が当たり前のことではないことを思い知らされます。使用済みのトイレットペーパーは日本ならトイレに流しますが、トイレットペーパーが流せない国や地域も多く、うっかり配管を詰まらせてしまうなんてこともあるのだとか。トイレットペーパーが流せない国や地域では、トイレ内のゴミ箱に捨てるのが一般的です。
しかし、清掃員の人がうっかりゴミ箱を置き忘れている場合もあり、捨てるに捨てられずトイレ内で途方に暮れるなんて事件が起こることも。そんな不幸な体験をしないためにも、トイレットペーパーが捨てられないところに旅行に行く際には、トイレに入るときにゴミ箱の有無をすぐに確認する癖をつけると良いかもしれません。
便座がない
日本では、便座がないトイレに遭遇する機会はめったにないのではないでしょうか。ところが、海外旅行に行くと便座のないトイレに頻繁に出会います。あまりにお目に掛かるため、便座がないのが正しいトイレの姿なのかと錯覚するほどの国もあるほどです。
海外旅行で便座がないトイレに遭遇してしまったら中腰で頑張るか、使い捨ての便座シートや新聞紙など、便器と肌の間に挟めるものを持って挑むのがベストかもしれません。中には、靴のまま便器の上に乗る人もいるようですが、ツルツル滑って大変危険なので注意しましょう。
鍵が壊れている
鍵が壊れているトイレを使用せざるを得なくなった場合、2人連れだと使用中にドアを抑え合えるので安心です。鍵が壊れているトイレしか利用できず、自分1人の場合には手でドアを抑えながら使用するか、後からやってきた人にドアを抑えておいてもらえるようお願いできるかもしれません。空港内や移動中であるなら、スーツケースでドアを内から抑えるのも一つの方法です。
海外旅行ではトイレも気を抜かないで
日本のトイレは個室感が強く落ち着きますが、海外のトイレはドアの隙間が広くて落ち着かないという話をよく耳にします。しかし、海外のトイレは、犯罪防止のためにこのような作りになっているのだそう。また、海外では犯罪防止のために暗証番号が付いているトイレや、店員に鍵を借りなければ使用できないトイレなども存在します。このように、海外ではトイレで犯罪に巻き込まれる可能性が大きいため、海外旅行中にトイレに行くときには十分注意する必要があります。
ただし、海外旅行中であれトイレを我慢すると、尿路感染症や腎臓感染症にかかる恐れがあるため、無理な我慢は禁物です。そのため、1人ではなく誰かと一緒にトイレに行くようにするか、比較的安全だと思える場所にトイレがあれば、とくに行きたくない場合でもトイレに行っておくよう心がけましょう。